大気汚染・水質汚染防止の取り組み

化学物質管理対象物質の排出量削減

東レグループでは、製造拠点における環境保全対策を継続的に推進しています。
回収装置の設置や燃料転換などを通じて、VOCをはじめとする大気汚染物質の削減を進めています。

VOCの削減

有機化学物質を多く取り扱う東レグループでは、VOC(揮発性有機化合物)の大気排出量削減を最優先課題と位置づけ、KPIを設定し、取り組みを推進しています。

VOC大気排出量の削減率

目標

2000年度比

72%以上

実績

80.6

大気排出量772トン
前年度比224トン(22.5%)減

2025年度・東レグループ

VOC大気排出量(東レグループ)
VOC大気排出量(東レグループ)

PRTR法対象物質の削減

PRTR法対象物質については、人の健康への影響が懸念される化学物質に対し、製造拠点の所在する各国・地域の法規制動向を注視しながら、大気排出量の自主的な削減を推進しています。

PRTR法対象物質の削減量(2025年度・東レグループ)

実績 具体的な発生源、対応
PRTR法対象物質 大気排出量539トン
基準年度(2000年度)比79.5%減

化学物質排出・移動量データ

大気汚染物質の排出量管理

東レグループでは、SOx(硫黄酸化物)、NOx(窒素酸化物)、ばいじんなどの大気汚染物質の排出量を管理し、削減に取り組んでいます。

大気汚染物質の排出量(2025年度・東レグループ)

実績 具体的な発生源、対応
SOx 大気排出量323トン(前年度比16%減) 主な発生源:石炭、重油ボイラー
対応:燃料転換、重油使用量の削減、ボイラーの脱硫効率改善
NOx 大気排出量2,711トン(前年度比17%増) 主な発生源:ボイラーなど
対応:燃料のガス化(ガスコージェネレーションシステムの導入)推進
ばいじん 大気排出量296トン(前年度比24%増) 主な発生源:石炭、重油ボイラー
対応:集塵機の設置、石炭から他燃料への転換
SOxの大気排出量(東レグループ)
SOxの大気排出量(東レグループ)
NOxの大気排出量(東レグループ)
NOxの大気排出量(東レグループ)
ばいじんの大気排出量(東レグループ)
ばいじんの大気排出量(東レグループ)

オゾン層保護への取り組み

東レ(株)は、1994年に製造工程での特定フロンの使用を全廃し、冷凍機補充用フロンの購入も全廃しました。特定フロン使用の冷凍機については、計画通り2019年度中に更新を完了しました。

水質汚染物質の排出量管理

東レグループでは、工場排水の水質について、各国・地域のBOD、CODなどに関する規制を把握し、遵守しています。
排水負荷の大きい工場では、活性汚泥処理などの排水処理設備を導入し、負荷低減に努めています。また、日々の設備管理や定期的な自主検査を通じて、規制遵守を徹底しています。
今後は、東レ(株)から関係会社への技術的支援をさらに強化し、排水処理設備の安定運転や増強を通じて、BODやCODのさらなる低減に取り組みます。

水質汚染物質の排出量(2025年度・東レグループ)

実績 主な増減要因
BOD 579トン(前年度比3%増) 排水量の微増
COD 1,841トン(前年度比5%減) 排水処理設備の運転効率化
BODの水域排出量(東レグループ)
BODの水域排出量(東レグループ)
CODの水域排出量(東レグループ)
CODの水域排出量(東レグループ)

さらに、各製造拠点における排水管理レベルの向上を目的として、以下の取り組みを実施しています。

取り組み内容 概要・実施状況
「排水処理担当者情報連絡会」の開催
  • 排水担当者を対象とした定期的な情報共有の場として「排水処理担当者情報連絡会」を開催
  • 2025年度実績:東レ(株)の各工場から51人、国内関係会社から24人が参加(愛媛工場にて開催)
改善検討会と現場教育の実施
  • 2022年から、排水処理設備の安定化を目的として、東レグループ各拠点における設備の実態調査および運転管理に関するレベルアップ教育・改善検討会を実施
  • 2023年までに国内拠点での対応を完了
  • 2024年以降は海外拠点にも対象を拡大し、タイ、マレーシア、韓国の関係会社で調査および改善検討会を実施
  • 「排水処理担当者情報連絡会」での現場見学「排水処理担当者情報連絡会」での現場見学
  • 韓国での現場確認韓国での現場確認