Interview13

グループ各社のシステム構築からメンテナンス
そして海外新工場の立ち上げにまで参加

技術系情報システム(情報)
平田美紅
㈱東レシステムセンター 基幹システム事業部 SI1課
2014年入社
理学専攻修了

東レに入社した理由を教えてください。

大学では数学を専攻し、ある確率分布から他の確率分布に輸送するのに必要な最小コストを求める最適輸送問題とその周辺の研究に取り組んでいました。かなり専門的なテーマですが、現在、人工知能の開発などには、このような理論が活かされています。ただし、就職活動においてはそこまでの専門性は求めず、システムの仕事、中でも金融系のシステムインテグレーターを中心に、さまざまな企業を探していました。素材メーカーである東レを知ったのは、偶然参加した学内の説明会。東レに就職した先輩が来ており、職場の雰囲気について「非常に風通しがいい会社だ」と力説していたのが印象的で、それをきっかけに調べてみると、素材から加工品まで幅広い製品をつくっていて、かつ繊維といってもファッション用から炭素繊維まである。これだけ多くの事業を展開しているなら多様なシステムにも携わることができると思い、入社を決めたのです。

これまで担当してきた仕事は?

東レシステムセンターは東レグループ各社が必要とする情報システムの構築と運用支援を行う会社で、事業内容としては統合ERPなどのビジネスソリューション、ネットワーク構築などのインフラソリューション、ASPなどのアウトソーシングソリューション、ECインフラの構築・運用の経験を活かしたインターネットシステムの開発などがあります。私は入社後、約2年間はサーバのメンテナンス担当として、東レグループ各社が利用する数百ものシステムに携わり、ハードウェア、ミドルウェアについての知識を深めていきました。システムが更新されれば、その都度、それに合ったサーバを構成する必要が生じます。数百ものシステムを担当し、さまざまな事例を経験したことで、基礎知識を固めることができたのです。そして、入社3年目に、米国で建設された炭素繊維製品の新工場に派遣され、念願の海外プロジェクトにシステム立ち上げのサーバ担当として参加。3カ月以上にわたって現地のベンダーと一緒に仕事をしました。システムを構築する過程で、何度もデバッグとテストを繰り返し、最終的には新システムを稼働させることができました。

平田さんのように海外で仕事をすることは多いのですか?

状況によって異なります。システムエンジニアは業務システムの開発を通して事業の進め方などに精通していくため、私のような場合もあれば、海外現地法人のマネージャーとなって経験を活かしている人もいるのです。

今の仕事について教えてください

4年目から配属されている基幹システム事業部は、東レグループ各社の販売・購買・決算情報などを管理する基幹システムの開発・メンテナンス・ユーザ支援、さらに会社間を繋ぐグループネットワークの維持・管理、セキュリティ対策などを行っています。私自身は、他にも各社の基幹システムを新しく再構築するプロジェクトに参画しており、現行システムから新しいシステムにマスタや取引データなどを移行する業務と利用者への教育の準備を行っている最中です。完成後は当該システムのメンテナンスを担当する予定であり、グループの広い事業に関わってくるだけに、責任の重大さに身が引き締まる思いでいます。

東レのものづくりのモットー「深は新なり・極限追求」を強く感じたことは?

米国のプロジェクトでは、利用者へのヒアリングと日本での知見を活かし、何もない状態から必要なシステム性能やセキュリティ要件をまとめました。実際の構築にあたってはシステムエラーや工事遅延など多くの問題が生じ、作業は難航。それでも、ひとつずつ課題設定をして解決し、また、入社後2年間で身につけた品質管理の知識を用いたテストを実施することによって、高品質のシステムを短納期で立ち上げることができたのです。製品でもシステムでも、いい「ものづくり」を実現するのは簡単ではありませんが、経験や知識を活かすことで、必ず答はみつかるものだと、この経験で実感することができました。

PROJECT SCHEDULE

2017年8月

日本にて、アメリカ現地ベンダーとパソコン会議を毎日行い、システム設計の詳細を詰めていく。

2017年9月

ベンダーの施設があるサンノゼに赴く。システムエラーのため遅延していたシステム構築の支援と動作テストを実施する。システム解体と発送を行う。

2017年10月

サウスカロライナの新工場に赴き、システムの荷受けと構築をする。

2017年11月

動作テストを実施し、エラーが生じた箇所の改善を図る。

2017年12月

システム利用者への教育を行う。

PRIVATE

インドア派、アウトドア派、両方の側面があり、休日にはひたすら寝ることもあれば、積極的に旅のプランを練り、それを実行していくことも。遺跡巡りからビーチリゾートでバカンス、京都散策など、旅のテーマは幅広い。