Interview05

モバイル機器でも炭素繊維材料が求められている
そのニーズに応えることで市場は広がっていく

事務系炭素繊維複合材料事業
永谷大祐
コンポジット事業第1部 コンポジット販売第1課
2014年入社

東レに入社した理由を教えてください。

高専、大学、大学院と進学しながら、理学と工学の両方を学んできました。当初は専攻を活かせる会社を探していましたが、就職活動を行う過程で「自分を高めてくれる人との出会いや繋がり」という軸も大事にしたいと思うようになったのです。東レの事務系社員としての道を選んだのは、幅広い事業を手掛けているため、専攻を活かしつつ多くの人と出会えると思えたこと、そして「新しい価値の創造を通して社会に貢献する」という理念が、自分の考え方と一致していたからです。

どんな仕事をしているのですか?

入社以来名古屋の技術部での現場研修を経て、コンポジット販売1課に配属。現在は、IT業界への炭素繊維を用いた成形品の提案を続けています。たとえば、モバイルパソコンの筐体は今ではアルミニウムやマグネシウムといった金属が主流ですが、これらを炭素繊維材料(以下、CFRP)に変えていくために活動しているのです。最近は、メーカー側もさらなる軽量化のために新素材の採用に積極的であり、炭素繊維のリーディングカンパニーである東レへの引き合いは多くなっています。それでも、会えたからといってすぐに受注に結びつくほど甘い世界ではありません。

具体的にはどのような難しさがあるのですか?

まず、最初に先方のニーズをしっかり把握し、それを開発に伝えて試作を行います。その後、何度も改良を続け、無事に採用となると量産に入り、ようやく事業はスタートするのです。東レの営業はこれらすべての進行に責任をもちますから、量産が始まれば、材料の調達や、素材から部品にするための加工外注先の選定や数量管理、顧客や外注先との価格交渉なども行います。仕事の領域は非常に幅広く、ものづくりに深く関わっていると実感できるやりがいのある仕事だと思っています。

「ものづくりのプロデューサー」という実感がありますか?

どんな高度な機器であっても、製品設計の第一歩は材料選定から始まります。したがって、その段階から顧客とすりあわせができるこの仕事は、ものづくりの最上流を経験できるのです。その後、材料自体の開発にも深く関わり、技術部門と二人三脚で素材をつくりあげていきますし、私たち事業部が情報を集め、分析して戦略立案することにより、一歩先の未来に求められる製品開発を実行できるのです。顧客や社内関係者、サプライヤーなど、それぞれ異なるベクトルを持った人たちを巻き込んでものづくりを進めるのは本当に難しく、それを実現していくのですから、まさにプロデューサーといえるのではないでしょうか。

実際に働くなかで、東レの強みを感じる部分は?

メーカーとしてのクオリティの高さですね。開発、量産共に世界一の技術力があるのはもちろん、企業理念である「新しい価値の創造を通じて社会に貢献する」といったベクトルに向かって社員一丸となっていることを感じています。だからこそ、社員はこの会社で働いているということに誇りを持てるわけで、それがまた、個々の仕事の品質を高めていくのです。

3年後の自分はどうなっていると思いますか?

炭素繊維複合材料(コンポジット)の事業は、引合いから製品を市場に出すまで2年以上、長いもので5年を要します。現在取り組んでいる新規案件も3年後の量産を目指しており、そういう意味では、この仕事で大きな成果をあげながら自分の付加価値を高めていきたいと思っています。 今後、あらゆる工業製品で環境性能の向上が求められ、それに効果的な軽量化の追求はより加速すると考えられますが、重要なのは、新たに生まれたニーズに私たちがきちんと応えていけるか。顧客の要求を正しく理解し、社内のチームに展開できる理系営業の強みを活かして、どんな新規領域においても炭素繊維の可能性を見出していきたい。まずは「軽量化できる素材といえばCFRP」をスタンダードにすることを目指し、会社の成長にも貢献していきたいですね。

SCHEDULE

月曜日

課内のミーティングにて情報交換。6人の課員全員が顔を合わせる貴重な機会。

火曜日

担当顧客を訪問するため長野県に出張。

水曜日

関西に大移動し、別の顧客と打ち合わせ。

木曜日

社内共有のための出張報告資料作成。部門全体のミーティングに出席。

金曜日

開発中の製品に関して技術者のいる名古屋工場とテレビ会議。

PRIVATE

小学校1年から続けているサッカーが一番の趣味で、今も会社のサッカー部に所属している。年に一度、東レ各事業場・工場拠点対抗のサッカー大会もあり、サッカーを通じて、他工場の方々と交流できるのはとても楽しい。