Interview10

「人」と「組織」に向き合い、
事業拡大を支援する

スタッフ人事

東レに入社した理由を教えてください。

「ものづくりをしている会社で営業として働きたい」という想いを持って就職活動をしていました。メーカーでの営業の仕事についての理解を深めるうちに、最終製品ではなくカタチの決まっていない素材を扱う会社のほうが事務系社員でも「ものづくり」に深く関われる可能性があると感じ、その中でも炭素繊維などの魅力的な素材や出会った社員の雰囲気などが決め手となって東レに入社することを決めました。

これまでのキャリアを教えてください。

入社後の初期配属は愛知県にある東海工場の総務課でした。東レへの入社理由は「ものづくりに深く関われる営業として働きたい」というものでしたので、人事勤労分野への配属と告げられた時には少なからずショックを受けました。ただ、「やりたい仕事」と「向いている仕事」が必ずしも一致している訳ではなく、「人事部の人たちが人事勤労分野に向いていると思って自分を選んでくれたんだ」と考え、まずは数年間頑張ってみようとこの配属をポジティブに捉えることにしました。そして約2年間、東海工場の総務・労務担当として「工場内の人に関する何でも屋」として幅広い仕事を経験しました。その後、本社の人事部人事採用課に異動し、事務系新卒採用と技術系新卒採用を2年間ずつ担当しました。入社8年目には海外若手研修生としてメキシコに1年半派遣され、半年間のスペイン語研修と現地の子会社での1年間の実務研修を経験しました。帰国後は人事部人事課で技術系分野の人事担当として、配属・育成・異動などの人材管理に関わる仕事を担当しています。「人」と「組織」という側面から、東レのグローバルな事業拡大を支援する仕事をしているというイメージです。

海外若手研修に応募した経緯と内容を教えてください。

新卒採用の担当だったとき、アメリカで開催されるバイリンガル学生向けの採用イベントに参加した経験があります。そこには、海外留学で得た経験を活かしてグローバルに事業展開している企業で働きたいという想いを持った学生がたくさんいました。そんな学生たちに向けて、グローバルカンパニーとしての東レの魅力について語っていた訳ですが、海外に出た経験さえごくわずかしかなく、英語も満足に話せない自分に不甲斐なさと悔しさを感じました。それ以降、なるべく早いタイミングで海外勤務を経験したいという想いが強くなり、この「海外若手研修制度」に応募しました。幸い、社内選考を通過することができ、「スペイン語研修生」として派遣されることになりました。特にスペイン語を強く希望していた訳ではありませんが、事業拡大の最前線で働きたいという想いを持っていたので、新会社の設立が相次ぐなど東レの中で成長期待の大きいメキシコに派遣されることになりました。まず初めの半年間はメキシコのグアナファトでホームステイをしながら語学学校に通ってスペイン語を猛勉強しました。その後、Toray Advanced Textile Mexico社でメキシコ人スタッフと共に1年間仕事をしました。スペイン語を完全にマスターできたとはいえませんが、設立間もない会社で働けたことは貴重な経験でした。今後もメキシコだけでなく、海外の最前線の現場で事業拡大に貢献したいですね。

仕事で大変なことはなんですか?

東レのような素材メーカーの場合、営業が技術者やお客様と共に「ものづくり」をするという点が魅力だと思います。もちろん、人事勤労分野の仕事も間接的には「ものづくり」に関与しているのですが、採用や配属といった仕事はすぐに結果や成果が得られる訳ではありません。そういった点が人事勤労分野の仕事の難しさなのかもしれません。人事部の仕事は「人」や「組織」の側面から経営課題の達成を支援することがミッションです。グローバルな事業拡大のダイナミックさやスピード感に沿った人材戦略を提案・実行するというのは簡単なことではありませんが、大きな責任ややりがいを持って仕事に取り組んでいます。

仕事を通して感じる東レの強みとは?

東レは繊維から始まり、樹脂、フィルム、炭素繊維、電子情報材料、水処理膜、医療材料など多様な事業領域を有しており、それに合わせて人材も多様です。ある分野で難しい技術的な課題が発生しても、社内の他分野の知見を活用することで解決できたという事例は多くあります。それぞれの事業分野の足りない部分を補い合い、良いところをより強くするというような人材交流を戦略的に計画・実行していくことが人事部の使命でもあります。このような専門性の高い多様な人材が多くいるということが東レの強みであると感じています。

3年後の自分はどうなっていたいですか?

まずは、人事勤労分野での専門性を高めていきたいですね。今、COVID-19をキッカケに働き方やキャリア観が短期間で大きく変化しています。今までの延長線上で物事を捉えていたら、あっという間に時代に置いていかれてしまうかもしれません。世の中の流れに迎合する必要はないと思いますが、世の中の動きやトレンドを機敏にキャッチし、適切な人事施策の提案や企画ができるような実力をつけていきたいと考えています。そのためにも、今の人事部での経験を深めて、東レが持続的に事業拡大していくための課題を「人」や「組織」の側面から解決していくということを愚直にやり続けたいですね。入社したときにはこのような仕事をしているなんて夢にも思わなかったですが、今となっては、チャレンジングな仕事の機会が多くある人事勤労分野に配属されたことに感謝しています。

SCHEDULE

9:00

出社後、メールチェック。人事部では各自の席を固定しないフリーアドレス制になっており、毎日座る場所を変えてコミュニケーションの活性化を図っている。

10:00

人材育成やローテーションに関して本部長や部門長と情報交換のための打ち合わせ。

11:00

定例のグループミーティング。週の半分程度は在宅勤務をしているため、毎日決まった時間にウェブ会議を開催して情報共有をしている。

12:00

昼休み。会社がある日本橋は老舗や名店が多く、行ったことのないお店もまだまだ多い。初めて入るお店が「当たり」だと午後からの仕事へのやる気が高まる。

13:00

夕方からの打ち合わせに向けた資料作成。適度な雑談を通じてアイディアやヒントをもらえることがあるのは出社するメリットの一つ。

16:00

本日最後の打ち合わせ。ウェブを通じた打ち合わせも多いが、時には対面でじっくり意見交換することも重要と感じている。

PRIVATE

コーヒーに凝っており、休日には至福の1杯を楽しむ。写真は焙煎工場を見学したときの1枚。豆の種類、焙煎の深さ、挽きの粗さ、抽出の方法や時間といった無限の組み合わせから最善を追求するという点で、コーヒーと「素材」には通ずるものがあるのかもしれない。