INTERVIEW

世界中の航空機を支える炭素繊維。
その複合材料を製造する
大規模設備の導入、運用を手がける。

プラントエンジニア

東レを選んだ理由を教えてください。

学生時代は電気電子工学専攻だったので、周囲は電力会社や電機メーカーなどを就職先に選ぶ人が多かったですが、私は化学・素材メーカーを志望していました。化学・素材メーカーは電気系の社員が多くないので、自分のスキルや知識が重宝されるのではないかと考えて、この業界を志望していましたね。大きな設備を自分の手で作りたいという、モノづくりに対する興味が強かったのもこの業界を選んだ理由の一つです。
また東レは、研究室の同期が炭素繊維強化プラスチックを研究テーマにしているのを見ていて、元々関心を持っていました。東レについて調べると、炭素繊維だけでなく繊維や水処理膜など、社会を変える身近な素材が多く、仕事のやりがいが大きいと感じたので、最終的には東レへの入社を決めましたね。

これまでのキャリアと現在の業務を教えてください。

入社から現在まで、愛媛工場で炭素繊維複合材料の設備に携わっていて、同材料の設備における設計、導入から運用、保守点検まで一貫して担当しています。
炭素繊維複合材料の主な用途は航空機であり、一本の糸が、様々な工程を経て炭素繊維へと姿を変え、航空機の機体となって空を飛んでいる。これは他社では出来ないような経験ですし、東レの高い技術力を示すという点で、挑戦しがいがあります。航空機用途の炭素繊維は要求も非常に高いですが、その分リクエストをクリアしたときは達成感も大きく、クリアすることで航空機が進化すると思うと、誇りを持って仕事ができています。
現在は、炭素繊維の高次加工品である、プリプレグやコンポジット材の生産設備の導入計画やメンテナンス業務を主に行っています。これらの製品は、軽くて丈夫という性質から、航空機だけでなく自動車や自転車、釣り竿、ゴルフクラブなど身の回りの色々なところに使用されています。普段自身が導入して保全管理している設備が生み出している製品を、生活の中で見かけたときは、この仕事をしていてよかったなと実感しますね。

どんな仕事で大きな達成感を感じましたか。

入社3年目に数十億円規模の工場増設PJに電気計装主担当者として取り組んだことですかね。経験が浅く力不足な所も多かったですが、上司や先輩が細かくサポートしてくれて、それでいて私に任せる所は自由に任せてくれたので、自信とやりがいを持って進めることができました。苦労を乗り越えて、自身が設計した設備が思い描いた通りに動いた時は、言葉に表せないくらい感動しましたね。完成した工場は40m×120mほどの規模に渡る大きなもので、一機で数億円もするような設備を4機も作るような経験は、学生の頃には到底出来なかったですよ。就職活動の軸だった「大きな設備を作りたい」という想いを叶えられたので、とても嬉しかったですね。
ちなみに、このPJは機械系の同期と一緒に進めたのですが、「3年目の若手にこの規模のプロジェクトを任せる会社は無いよね(笑)」と冗談交じりに話していたことをよく覚えています。その点で、東レは若手が活躍できる会社だと自信を持って言えますね。今後は、国内のみならず海外の工場建設プロジェクトに参画して、自身が導入した生産設備で東レの製品を生み出し、世界中に届けていきたいと考えています。

東レを目指す学生にメッセージをお願いします。

東レは、電気の知識を活かすチャンスが多くあり、若手から大きな仕事を担って活躍できる会社です。海外のプロジェクトにも挑戦できる環境なので、ダイナミックな仕事に興味がある人は東レに入ったら楽しいはずです。また、工務は一人で出来る仕事ではないですし、大きな仕事であるほど歩み寄りの姿勢を持って、大勢の人とコミュニケーションをとることが重要になります。そうした振る舞いができる人は活躍できると思いますし、是非入社してほしいですね。

スケジュールSCHEDULE

月曜日

先週の土日に発生した設備トラブルや停機定修内容について製造現場担当者とミーティング。実際に現場に赴いて設備トラブルについて調査・原因分析を実施して、それを踏まえて原因に対する対策、実行計画を立案する。

火曜日

前日に発生したトラブルの類似設備の点検、年次/月次の設備(圧力計、流量計などの計測機器およびヒーター、温調器などの電気機器)の点検。新規設備の導入に向けた、製造現場担当との打ち合わせや、設備見積仕様書の作成

水曜日

昨日作成した見積仕様書を持参して生産現場へ調査に、また、次期工場建設PJの仕様を製造現場と打ち合わせする。並行して、進めている別の新規設備の見積仕様書作成も行なっています。

木曜日

午前に水曜日に現場で調査した内容を踏まえて、新規設備の導入を検討している機器メーカーと仕様の打ち合わせ。また、午後は、既に導入工事が始まっている新規設備の生産現場に立ち会う。

金曜日

年間工事計画を工事会社と打ち合わせし、年間設備導入計画を製造現場と打ち合わせ。さらに、導入工事中の新規設備のメカニカルランニングの立ち上げを実施。

PRIVATE

コロナ禍でキャンプにハマってしまい今も同僚と行っています。愛媛は自然が多くキャンプ場が多いのでキャンプしがいのあるところです。過去には、日本三大カルストの四国カルストにキャンプに行き、その頃、秋だったこともあり極寒の中キャンプしていましたが、夜は空が澄んでいてとても星がきれいだったことを覚えています。

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