INTERVIEW

手掛けた材料が世界へと羽ばたく。
欧州各国で実証実験を重ね、
環境に優しい印刷技術の確立へ。

研究

学生時代の研究内容について教えてください。

学生時代は高分子化学を専攻し、大学研究室ではポリメチレンという新規側鎖型高分子が形成する液晶構造解析を研究対象としていました。モノマー合成から高分子重合、物性解析と、幅広く分野を学んでいました。

東レに入社を決めた理由を教えてください。

複数の化学メーカーから内定を頂きましたが、その中でも東レの「新しい価値の創造を通じて社会に貢献する」という企業理念が、自分の就職活動の軸に強く合致していました。かつ健全な財政基盤を持ちながら、炭素繊維研究に代表される「超継続」の理念を掲げていて、ここなら研究に専念できると思ったので、入社を決めました。実際に入ってからも研究所にはこれらの理念が根付いていると感じるので、ギャップは無かったですね。

現在の業務について教えてください。

入社してから現在に至るまで電子情報材料研究所に所属しており、環境にやさしい水なし平版印刷に関わる研究を行っています。入社後しばらくは印刷インキ用原料である樹脂の分子設計と数tスケールの生産立ち上げを担い、その後他企業と連携し新規印刷機の立ち上げ・実証、現在は海外顧客先での実証テストを行っています。1年のうち約半分をドイツ、チェコ、スロバキア、スペインなど欧州各国への出張に割いていて、各地で水なし平版印刷の実証テストを行っています。

研究所でずっと研究している訳ではないんですね。

そうです。東レの研究は初期検討から実証まで全てに関われる点が面白いところだと思います。お客さんに直接会ってどのように製品が使われているのかを実際に見るのは楽しいですし、研究のモチベーションアップにもなりますよ。研究所に籠っていると退屈することもありますしね(笑)。
入社当初、研究所で300mLフラスコを使って検討していた印刷インキ用樹脂を、数tスケールで生産を立ち上げて、そこからインキメーカーと協力してインキを生産し、ついには海外顧客で実証実験できるところまで辿り着いたことに達成感を感じています。

東レの研究職の特徴は何ですか。

オープンで自由な風土ですかね。「世の中にとって意味がある」と思ったらやってみようという空気が流れています。我々の電子情報材料研究所がある未来創造研究センターは研究設備も充実していますし、色々な研究所が1つの建屋に集約されています。ですから、疑問があれば、多様な専門性を持つ研究者と、ざっくばらんに議論をすることができます。お互いに助け合う文化が根付いていて、自分の成果が正しく認められる風土がありますし、若手を尊重する雰囲気がありますね。
また、新しいことへの挑戦を促す仕組みもあります。テーマとは関係なく業務時間の一部を自由な研究に費やすことができる「アングラ研究」や、次世代テーマを発見するための検討会がその例です。実際に成果が認められて、事業として成立したテーマは幾つもありますよ。海外留学制度もあり、私も2年間、イギリスの大学へ留学予定です。

海外留学に行こうと思った理由は何ですか。

新しい技術を身につけて、東レに還元したいと思ったからです。具体的には、新しい方法で材料を設計して、今まで到達していない物性を見つけられるような、未だかつてない要素技術を習得するためですね。海外留学はある意味「アングラ研究」の延長でもあります。東レの新たな主力製品を作り上げて、世の中の役になる新製品を生み出して利益を上げる、という入社当初からの目標を叶えたいですね。

東レを目指す学生にメッセージをお願いします。

就職活動は人生でなかなかやる機会がないことなので、自分がどういったことをしたいのか、何をするためにどんな会社に入りたいのかを、じっくり考えてほしいなと思います。モノづくりに対して熱量や目標がある人ほど研究で成果を出せますし、ポジティブに物事を捉えられると思うので、是非そういった方に東レの研究職を目指してほしいなと思いますね。

スケジュールSCHEDULE

1週目

導入検討中の印刷会社(スロバキア)にて、導入に向けた実証実験を一週間程度実施。

2週目

東レのチェコの工場(TTCE)にて実証実験の結果を解析。印刷会社の要望を満たしているかどうかをチェック。その後、欧州のインキメーカー、スペインの印刷機メーカーと実証実験/解析の結果を共有し、改良に向けた技術的課題・スケジュールを検討。

3週目

新規導入に向けて、欧州の印刷会社を営業と一緒に訪問。東レの技術をアピールするのと同時に、実証実験のスケジュールを打診。また、東レの現地販売会社を訪問して、展示会に向けた課題の擦り合わせやサンプルの確認、欧州のマーケット状況を共有。

4週目

海外出張は3週間程度であることが多く、ここまでの仕事をして帰国。電情材研に戻り出張で実施した実験や交渉の結果を報告して、課題解決に向けた検討や実験を実施。

PRIVATE

友人と旅行行ったり、遊んだり、お酒飲みに行ったりしています。また入社してから海外旅行にも行くようになり、長期休暇に有給を合わせて数週間連休を取得し、ヨーロッパ周遊、インド、南米周遊、アイスランド旅行など楽しんでいます!

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