INTERVIEW
組織横断的な視点で
事業構造を分析して経営層に提案。
事業運営における意思決定を支える。
東レを選んだ理由を教えてください。
就職活動中、一見地味に見えるけれども社会を下支えしており、いろいろな分野に影響を与えている化学素材メーカーに興味を持ちました。
東レは高い技術力を背景に事業を多角化しており、更なるグローバルな成長が期待できることから魅力を感じていたのですが、最終的には、お会いした社員の方々のそれぞれの分野のプロフェッショナルとして生き生きと働いている印象、裏表のない誠実な人柄に惹かれ、「自分もここで働きたい」と思い入社を決めました。
担当している業務について教えてください。
グローバルに展開しているPPS樹脂トレリナ™の事業企画・管理と、海外関係会社の管理・支援を担当しています。
トレリナ™は、優れた耐熱性や寸法安定性、耐薬品性などが特徴の熱可塑性スーパーエンジニアプラスチックで、機械部品・自動車部品・電気電子部品などに幅広く使用されています。東レの注力素材であることから、大型設備投資などのダイナミックな仕事に関わることができ、とてもやりがいに感じています。
事業企画管理部門に求められる役割とは?
事業企画管理部門は、事業の損益や計数の中身を分析して経営層に提案することで、事業をあるべき方向に向かわせる、というのが大きな役割であると思っています。事業企画管理の業務は、自分で考えて仕事を進めていくものが多く、裁量が大きいと日々感じていますね。
印象に残っている業務について教えてください。
PPS樹脂の生産能力増強計画策定とアンチダンピング税調査対応です。プロジェクトの内容としては全く違うのですが、意識して取り組んだことやプロジェクトを通して得られたものとしては共通点が多かったですね。いずれも計数策定や資料作成、関係者との打合せなどの個別業務に加え、全体のスケジュール管理にも常に気を配る必要があり、ハードな仕事でした。PPS樹脂は世界各地に拠点を有しており、その分関係者も増えるためそれぞれとコミュニケーションをとっていくのは難しかったです。そのため、後から各拠点の作業に手戻りが生じないようにガイダンス資料を作成するなど、工夫してプロジェクトを進めていきました。
グローバルの事業関係者とコミュニケーションを重ね、今も続く良い人間関係を築けたことは自分にとっての大きな財産になっています。
今後のキャリア展望について教えてください。
入社以来、工場経理、本社経理、現部署である事業企画管理と、財務経理系のスタッフとして複数分野を経験してきました。いずれの部署においても、知識の積み上げをベースに実務力を高めることで、年次に関わらずチャレンジングな仕事が任されることにやりがいを感じてきました。
今後は、財務等の新たな仕事を経験したいという思いもありますが、現部署では部門長や事業部長といったマネジメント層との仕事が多く、自分自身も将来的には一段上の立場でマネジメント業務を経験したいという思いも持っています。
財務経理系部署において、ベースとして専門知識は必要でしょうか?
最初はなくても大丈夫です。私も大学で簿記の勉強などをしていたわけでもないですし、実務を通じていろいろと身についてくるので、問題ありません。もちろん、簿記の資格などがあれば、実務のキャッチアップは早くなると思います。
東レの財務経理系職種に向いているのはどんな方でしょうか?
真面目にしっかり自分の頭で考えることを厭わない人ですかね。そのうえで、会社にはたくさんの部署があり、たくさんの人がいるので、関係者としっかりコミュニケーションをとり、自分で物事を引っ張っていける人が向いていると思います。財務経理職とは言え、数字だけを見ていればよいわけではなく、様々な部署と連携していくことが大切になる仕事だということは知っていただきたいですね。
学生の皆さんにメッセージをお願いします。
スタッフとして、多くの社員の方々とご一緒してきましたが、皆さん前向きかつ非常に協力的で、手間のかかる依頼にも快く対応頂いた経験は数え切れません。入社前に抱いた「誠実な人が多い」という会社のイメージは間違っていなかったと実感しています。
このような良い企業風土が根底にあるので、日々前向きに仕事に打ち込める環境だと思います。ぜひ、興味を持っていただけると嬉しいです。
スケジュールSCHEDULE
PRIVATE
子供が小さいため、基本的には家族で過ごすことにしていますが、趣味のゴルフには時折触れるようにしています。一人で練習場に行って黙々と打ち込んだり、社内外の方々とラウンドに行ってゆっくりと色んな話をしたりと、リフレッシュできる時間です。