INTERVIEW

財務経理の専門性と全社的な視点を活かし、
東レのグローバル展開の一翼を担う。

財務経理

東レを選んだ理由を教えてください。

就職活動の軸は二つあり、まず海外駐在を経験してみたかったため、グローバルに事業を展開する会社で働きたいという思いがありました。もう一つは、何かの分野で世界一のビジネスを持っている会社で働きたいと考えていました。自分の仕事に誇りを持って働けるはずだと思ったからです。
いろいろと調べている中で、東レは炭素繊維に代表されるような世界一のビジネスを持ち、グローバル拠点が多くあるということを知り、自分の軸に合っていると感じました。また、選考を通じて会った社員の方々も、空気感が合う方が多く、「この人たちと働きたい」と思いましたね。「東レで、自分の仕事に誇りをもってグローバルに働きたい」と思ったのが、入社の決め手です。
職種の希望は財務経理職でした。興味を持ったきっかけは、簿記の勉強を通して財務や経営などの分野に面白さを感じたことです。また、東レの財務経理職は特にグローバルに活躍する機会が多いということを説明会や選考を通じて知り、さらに志望度が上がりました。

自身の業務内容について教えてください。

今は、本社経理として連結決算を担当しています。業務は、300社を超える国内外関係会社から情報を集約して東レグループ全体の業績を集計し、社外の投資家やその他のステークホルダーに公表するというものです。国内外の担当者とコミュニケーションを取りながら仕事を進め、会計やシステムの専門知識を駆使して働くことができる、非常にやりがいのある仕事です。
今の部署で働く前は、MBA取得のためにアメリカに留学していました。その前に所属していた財務の仕事でアメリカの企業の買収案件を担当したことで、もう少しアメリカの仕組みを知りたいな、と思うようになったことがきっかけです。留学に行かせてもらえて本当に良かったです。ここで得た知見はとても多く、仕事にも活きているなと感じています。

財務経理部門の役割とは?

財務経理は、特に専門性が求められる部門であると思っています。ヘッドクオーターとしての財務経理は、自分の担当分野について社内で一番の専門知識を持っていないといけません。そのため、日々勉強し、関係部署とやり取りしながらその知識を駆使していくというプロセスによって、知識を自分のものにしていくことが非常に大切だと考えています。

印象に残っている仕事について教えてください。

IFRS(国際会計基準)への移行プロジェクトを担当したことです。東レは2021年からIFRSを適用していますが、会計基準を日本基準からIFRSに変えるためには、会計プロセスのあらゆる面を精査して再構築する必要がありました。IFRSをひたすら勉強し、既存業務を見直しつつシステムの改修にも取り組むなど、限られた時間でいろいろな業務をこなす必要がありました。
このプロジェクトを通して、幅広い専門知識を習得することができましたし、会計基準をIFRSに移行することによってグループグローバルの会計方針を本社で主導しやすくなりました。自分の中で、仕事の視野が大きく広がった経験となりました。

今後のキャリアはどう考えていますか。

現在担当している連結決算プロセスのさらなる改善をしていきたいです。これに関しては、まだまだできることが多いと感じています。IFRS移行プロジェクトでやりきれなかった部分を改善し、さらに早く正確に決算を取りまとめることができるようになればいいなと思っています。また、海外子会社に経理として駐在し、会社全体の経理を回す、という経験もしてみたいです。
財務経理以外の部署で、となると、経営企画などの部署に興味がありますね。大枠での数字を見るような仕事で、とてもおもしろそうだと思っています。

東レの財務経理部門に向いている方とは?

東レの財務経理部門では、ひとつの会社の商流や製造工程を深く理解して会計処理を考えたり、逆にグループ全体のものの流れを踏まえて数字を計算したりするような、メーカーらしい仕事をどの担当業務でも経験できます。ものづくりやものの動きに携わることに面白さを感じることができる人は向いていると思います。
また、東レのプロフェッショナル育成は、財務経理の分野の中で多くの仕事を経験させていくという点で特徴的だと思います。財務経理は専門知識がものをいう職種なので、営業や人事などほかの職種を経験しながらというよりは、ある程度財務経理に絞り込んだ経験を積むのが良いと思います。財務経理のプロフェッショナルとして活躍したい方には向いていると思います。

財務経理部門の雰囲気や、活躍する社員の特徴を教えてください。

財務経理の皆さんは優秀で、自分はレベルの高い人たちと働いているなと日々感じています。それぞれが豊富な知識を持っていて、わからないこともすぐに聞いて解決することができます。仕事もやりやすい環境ですね。活躍している人は、積極的に、リベラルにチャレンジできる人だと思います。上意下達でなく、若いうちから発言できる会社なので、どんどん専門知識をつけて発言していくことが活躍につながると思います。

スケジュールSCHEDULE

9:30

出社・メールチェック

10:00

連結決算システムの改善(収集する情報の検討、入力画面や出力データの設計・作り込み)

12:00

昼食

13:00

移転価格税制関係案件の会計処理の検討 (会計基準の調査、適時開示要件の確認、社内手続きの検討)

14:00

収益認識会計基準関係の会計処理の改善について同僚と打ち合わせ (複雑な取引をうまく整理し、処理を単純化する検討)

15:30

来年度に始まる新しい社内管理制度の会計処理方法と実務の詳細について上司と相談・報告

17:00

税金費用の会計処理変更を米国子会社担当者にアナウンスする資料を推敲

18:00

子会社JV化案件の開示方法の検討と他社事例調査

19:00

退社

PRIVATE

妻と外出して買い物をしたり、おいしいものを食べたりすることが多いです。また、仕事が忙しくない時期には平日に休みを取って旅行に行くこともあります。

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