INTERVIEW

アイデア次第で使用用途が
無限に広がる繊維素材。
ものづくりのプロデューサーとして
自分発信で製品開発に向き合う。

繊維営業

東レを選んだ理由を教えてください。

営業職で働いていた家族の影響もあり、就活当初から漠然と営業職として働く自分をイメージしていました。特に、提案型営業ができる会社ということに軸足を置きながら、通信業界や素材メーカー等のBtoB企業を中心に就活をしていましたね。
ただ、実をいうと就活当初は東レという会社を知らなかったんです。学内で催された合同説明会の1社に東レがあり、そこで初めて存在を知りました。最先端の技術力を武器にグローバルに革新的な素材を生み出しているスケールの大きさと、ものづくりのプロデューサーとして提案型営業ができる環境があることに魅力を感じてエントリーしました。
また、人の魅力も良い意味でのギャップでしたね。当初は、大企業なのでスマートな社員が多くてドライな雰囲気なのかと不安だったのですが、選考を通じてとにかく沢山の社員に会わせていただくと、フランクで話しやすく、自分に合う方が多いと分かり、入社を決めました。

現在の担当業務と取り扱っている製品について教えてください。

衣料用途向けのポリエステル長繊維の内地営業や新規企画の立案、輸出入管理の他に&+(アンドプラス)のプロモーション活動をしています。
ポリエステル長繊維はシンプルな製品であるが故に、シャツやズボンだけでなく、ズボンのゴム紐などニッチな用途に加えて、バッグや毛布といった衣服以外の製品にも採用されるような糸です。同じ糸でも、最終形態は出荷先毎で全く異なるバラエティに富んでいて、自分のアイデア次第で幾らでも商材の可能性を拡げることができる面白い素材なんです。また、東レが目指すサステナビリティ社会の実現にも貢献できる素材でもあります。
一般的に、ポリエステル長繊維は石油由来のエチレングリコールとテレフタル酸を原料に加工して製造するのですが、これを植物由来のものにしながらも同等レベルの品質となるような、環境にも配慮した新たな製法の開発にも着手しています。

印象に残っている仕事は何ですか?

同じ若手社員でチームを組んで臨んだ&+のプロモーション活動ですね。&+は、単なるリサイクルではない、「UPCYCLE」という考えのもと、サステナブルな社会の実現のため、回収PETボトルや回収漁網、回収衣料などを原料とした新しいリサイクル繊維ブランドです。
今回のプロモーションは、好きな服を買うことが環境を守ることにつながる、そんな新常識なリサイクル方法を消費者に伝えたいという考えから、この活動がスタートしました。製品開発や販売とは異なる慣れない仕事が多く、手探りで進めた活動でしたが、営業経験で培った消費者の生の声を反映させることを意識しながら、広告代理店を巻き込んで製品紹介サイトの刷新や新規動画の制作などを行いました。

&+のプロモーションで感じた仕事のやりがいは何ですか?

東レの営業職をやっていて特に感じることは、業務範囲の幅が広いことと、若手でも意見が通りやすいことなんです。恐らく、他社では業務ローテーションを行えるくらい幅広い業務範囲だと思います。ただ、そうした環境で成長できたからこそ、営業で得た知見を活かして効果的なプロモーションを考えることができたと思っています。
実は、プロモーション動画の題材になった白無垢の企画は上司指示ではなくて、チームの意見から生まれたものなんです。この動画では、製品内容の周知だけでなく、「各地から回収したペットボトルがこんな素敵な衣装になる」「消費者の皆さんが参加することで初めて成り立つブランドである」ということアピールしました。丸一年かけてコンセプトや構成、演出を一から自分たちで考えることは大変でしたが、とてもやりがいを持って取り組めましたね。社内の方からも沢山の反響があって、自分のメッセージが届いたことが非常に嬉しかったです。是非学生の皆さんにも見ていただきたいです!

今後のキャリア展望を教えてください。

今回のように、自分の想いを形に変えて、それが狙い通りに相手に伝わった時は大変だったけど、頑張って良かったと心底感じました。 そのため、ブランディングに特化した仕事への興味が強くなっていますが、ブランディングに専念して社内に籠っているだけでも視野が狭くなってしまうことも実感しました。実際に、顧客のニーズや市場の動向、商材の製法は営業経験を通すことで、リアルな側面を見ることができていたと思っています。今回のプロモーションが満足のいく内容にできたのは、マーケティングに特化した仕事経験だけでは成し遂げられなかったと思っていますので、やはり営業の知見も深掘りしていきたいと思っています。
昔ながらの営業スタイルだけでなく、プロモーション活動も積極的に用いて、ブランド力で販売拡大となるような仕組みづくりを行いたいと思っています。

スケジュールSCHEDULE

月曜日

課内会議。営業担当がそれぞれ社外で集めた情報や市場動向を共有し、今後の方針を確認。

火曜日

顧客と商談。進行中の試作状況について確認し今後の進め方を相談。

水曜日

&+®︎プロモーションについてチームミーティング。新しい企画進行に向け自由にアイディアを出し合う。

木曜日

海外工場からの原糸輸入量を決定する会議。在庫管理は営業の重要な仕事。

金曜日

北陸へ出張。新規案件獲得へ向け顧客へ商品を提案。

PRIVATE

週末は夫婦で出かけることが多い。最近は息子が生まれたため、息子の一挙一動を見守りたくてべったり。

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