日本ボートの歴史

 ボート競技は北欧の海賊による腕試しレースが起源といわれ、湖沼が多くボートレースに適したヨーロッパを中心に普及しました。レースの形も様々でしたが、現在のスタイルになったのは18~19世紀頃からと言われます。
 日本でボート競技がはじめて行われたのは、1869年に横浜寄港中のイギリス軍艦乗組員と 在留外国人によって開催され、その後1883年に現在の東京大学と筑波大学による対抗レースが 日本人によるボートレースの始まりと言われています。
 このレースをきっかけに関東の大学を中心にボート競技は普及し、今でも対抗戦として有名な早慶レガッタは1905年に第1回目が開催され、その後全国の大学へ普及しました。

日本ボートの略史

1869年 横浜でボートレース開催(イギリス軍艦乗組員)
1883年 東京大学、筑波大学対抗レース開催
1887年 東京大学、一橋大学対抗レース開催
1901年 第1回全国中等学校端艇競漕大会開催(滋賀県琵琶湖)
1905年 第1回早慶レガッタ開催
1920年 日本漕艇協会創立(現日本ボート協会)
1920年 第1回関東大学高専選手権大会開催(現全日本選手権大会)
1928年 オリンピックに初参加(アムステルダム)
1946年 第1回国民体育大会漕艇競技開催(滋賀県瀬田川)
1949年 東レ滋賀ボート部創部
1951年 第1回社会人実業団選手権大会開催(滋賀県瀬田川)
1953年 第1回全日本高等学校選手権大会開催(滋賀県瀬田川)
1974年 第1回全日本大学選手権大会開催(埼玉県戸田)
1995年 全日本選手権大会NHK放送開始
2000年 世界選手権大会(クロアチア)日本代表初の金メダル獲得
オリンピック(シドニー)日本代表初の決勝進出
2005年 世界選手権大会 日本で開催(岐阜県長良川)