増田 正人(リサーチフェロー)

増田 正人
  • 博士(工学)
  • 所属:繊維研究所
  • 専門分野:繊維構造設計

研究に対する想い

素材の研究は、自然現象を相手にイメージを現実にする戦略を考え、世の中になかった新しいものを生み出す刺激的な仕事です。歴史のある繊維研究において、見たことのない何かを探求する苦しみはありますが、大小ある様々な発見に心躍らせると共に、我々の衣食住に関わる繊維素材の革新が、人々の生活をより快適で安心なものとし、心豊かな未来社会を実現する一端を担うと信じて、企業理念である「新しい価値の創造を通じて社会に貢献する」をこれからも追い求めていきたいと思います。

主な論文

2009年 繊維学会誌, Vol.64, No.4 (2009)
2010年 International Polymer Processing, Hanser, Vol. 25, No. 2 (2010)
2012年 Polyfile, Vol.49, No.577 (2012)
NONWOVENS, Vol23, No1 (2012)
2014年 シームシー出版, 高性能繊維の最前線 (2014)
2018年 第32回独創性を拓く先端技術大賞受賞論文 (2018)
2020年 TextilePlus 2020 (2020)

社外受賞歴

2015年 第42回繊維学会技術賞
「革新複合紡糸技術 “NANODESIGN (ナノデザイン)”の開発」
2017年 第48回繊研合繊賞グランプリ
「複合繊維の断面形状を高度にコントロールする紡糸技術“ナノデザイン”の開発」
2018年 第32回独創性を拓く先端技術大賞 経済産業大臣賞
「超精密な複合断面の形成が可能な革新複合紡糸技術“NANODESIGN”の研究・開発」
第49回繊研合繊賞テクニカル部門
「複合紡糸技術“ナノデザイン”を活用した快適ストレッチテキスタイル“プライムフレックス”の開発」
2019年 第46回繊維学会技術賞
「艶やかな光沢感とふくらみを併せ持つ ファッション向け新素材“Kinari”の開発」
第50回繊研合繊賞マテリアル部門
「複合紡糸技術“ナノデザイン”によるシルキー素材“キナリ”の開発」
2020年 第51回繊研合繊賞マテリアル部門
「複合紡糸技術“ナノデザイン”使いの和紙の風合いと機能性を持つポリエステル織物“カミフ”の開発」
第51回繊研合繊賞テクニカル部門
「環境配慮型フッ素フリー高耐久撥水テキスタイルの開発」