東レグループのCSR

私はCSR統括役員として、東レグループの持続的な発展と社会全体の持続的発展への貢献に向け、
CSR活動のより一層の推進に全力を尽くします。

東レグループは、1926年の創業以来、｢企業は社会の公器であり、その事業を通じて社会に貢献する｣という経営思想を実践しています。CSRを経営の最優先課題のひとつとして位置づけ、経営戦略とCSRを一体的に推進し、グループとしての｢持続的な発展｣と｢持続可能な社会の構築への貢献｣の両立を目指しています。
東レグループでは、CSRを推進するにあたり｢CSRガイドライン｣として、企業統治、倫理とコンプライアンス、安全・防災・環境保全、製品の品質と安全、事業を通じた社会的課題解決への貢献、人権推進・人材育成、持続可能なサプライチェーンの構築など幅広い項目で、CSRにおいて取り組むべき独自の行動指針を定めています。さらに、CSRのマテリアリティ（重要課題）を選定し、マテリアリティを考慮してガイドラインごとに具体的な目標、主な取り組み、達成度を測るKPIを定めた3カ年のCSR中期計画である「CSRロードマップ」を策定して組織的かつ計画的にCSRの活動を進めています。2023年6月には、CSRのマテリアリティとして「新しい価値の創造を通じた社会への貢献」に分類される項目と「経営の基盤」に分類される項目の計11項目を選定し、これらのマテリアリティを織り込んだ｢CSRロードマップ 2025｣（対象期間：2023-2025年度）を発表しました。
このようなCSRの戦略的な推進を通じて、東レグループ全体のCSR活動の深化に全力を尽くす所存です。