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技術系 研究・技術開発

顧客ニーズ先取り、
現場発のものづくりで、
樹脂発泡体の新しい用途を切り拓く。

前職の業界や業務内容を教えてください。

前職の化学メーカーでは、主にスポーツ用途向けの樹脂発泡体の開発をしておりました。入社時は研究所に配属され、汎用樹脂やエンプラの発泡体を試作し、物性測定や用途探索をしていました。後にスポーツ用途で製品化されることになり、スケールアップや量産検討など、開発から生産の一連の流れを経験しました。

東レに入社した経緯を教えて下さい。

製品開発や生産技術の部署を経験した後、新しい技術に触れてスキルアップしたいと考えたことがきっかけです。これからのキャリアを考え、素材開発だけではなく、加工技術など幅広い経験を積みたいと考えたからです。
転職先として東レを選んだ理由は、樹脂発泡体における世界で唯一の技術「ソルト発泡」を有しており、これまで培った樹脂や発泡に関する知識を活かせると考えたからです。また、多くの事業分野に展開しており、様々な分野で活躍できると感じました。

現在の業務内容について教えてください。

東レの樹脂発泡体素材「トーレペフ」の開発部署に配属になりました。入社後しばらくは電子材料に使われる発泡体の開発を担当しました。自社で作った発泡体を、社外で加工して薄物にする開発で、社外の業者と一緒にものづくりをすることは新鮮でした。
その後、自動車材料を開発するグループに異動しました。当社のペフ材料「トーレペフ」は優れた成形加工性、柔軟性を有しており、自動車の内装材(ドアパネルやインストルメントパネル等)に採用されています。自動車の新しいモデルに採用いただくため、顧客と打ち合わせを行い、素材開発・提案を進めています。自動車はEVシフト等大きな変革の時期を迎えています。自動車内装も例外ではなく、居心地の良い車内空間を提供するために、これまでにない設計が検討されており、内装材としての発泡体も単に質感や重量だけを追求するのではなく、新しい機能が求められています。長い歴史を持つ東レ発泡材料ですが、現在も顧客からはこれまでにない機能を求められることが多くあり、日々開発に奮闘しております。

入社後、東レについてどのような印象を抱いていますか?

安全についての意識が非常に高く、類似災害検討会、安全スローガン唱和、3S活動などを活発に行っており、社員をとても大切にしていると感じました。
また、新規開発案件や何らかのトラブルに直面した際に、みんなで集まって議論すること、合意形成してものごとを進めることを重視しており、お互いの個性や自主性を尊重し合いながら、チームで総合力を発揮できる社風であると感じました。

今後の目標を教えてください。

「素材には世界を変える力がある」という東レのビジョンがとても好きです。自動車業界においては、EVシフトなどの大きな変革期を迎えています。自動車に今何が求められているのか、当社製品を加工するメーカーの担当者はもちろん自動車OEMの開発担当者まで、顧客を訪問して、ヒントを見つけ、コンセプトを形にするような開発に取り組みたいと思います。

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