• HOME
  • キャリア入社社員インタビュー
  • 技術系 研究・技術開発

技術系 研究・技術開発

東レの電解質膜の持つ
価値を社会に広め、
水素社会の実現を目指す。

前職の業界や業務内容を教えてください。

大学では電気化学を専攻しており、燃料電池の材料開発の研究をしていました。新卒では総合電機メーカーの研究職として、LEDやレーザといった発光半導体の応用技術開発に携り、従来にない新たな特徴を持った発光デバイスの開発を目指していました。

東レに入社した経緯を教えて下さい。

大学と前職では専門性の異なる研究に取り組んできましたが、大学で取り組んできた化学、エネルギーに関わる研究をしたい思いが強くなったことがきっかけです。「社会により広く影響を与えることができるのは、様々な製品の基礎となる素材を生み出す会社だ」との思いを強くし、転職を志しました。
前職で東レの社員と関わる機会があり、技術力の高い方が多い印象を受けていました。燃料電池、エネルギーの分野にかかわる仕事を探している中で東レに出会い、「素材には社会を変える力がある」という東レの考えに共感し、入社を決めました。

現在の業務内容について教えてください。

入社後は研究所に配属となり、東レ独自の炭化水素系電解質膜の研究開発に携わりました。電解質膜は、水素社会実現の鍵となる燃料電池、水電解、水素圧縮といった技術に共通して利用できるキー素材です。大学時代に培った電気化学の知識を活かし、電解質膜の電気化学特性評価を担当、開発した電解質膜が顧客で必要な特性を発揮できるよう、様々な条件で評価解析を行うとともに、得られたデータをもとに国内外の顧客との共同開発にも関わりました。電解質膜のポテンシャルを最大限引き出すには、触媒、電極等との組合せや運転方法を適切に設計することが必要です。自分の評価したデータがお客様に認められ、実用化に向けた道を切り開く手応えがあるとてもやりがいのある仕事でした。その後次世代電解質技術のための基礎研究を行うチームのリーダーを経て、現在は顧客と連携して、当社の電解質膜の耐久性能の実証するプロジェクトを推進しています。

入社後、東レについてどのような印象を抱いていますか?

前職時代はサプライヤー=ユーザーが指定したとおりのものを納めるものと考えていました。東レでは単純に言われた材料を納めるのではなく、顧客にどう使われているかまで踏み込んで、材料の価値を引き出そうとする点は、想像とは違っていました。会社間の垣根を超え、全体を俯瞰して積極的に提案する姿勢が東レの高い競争力を生んでいると感じています。

今後の目標を教えてください。

顧客のシステム・製品の価値を深く理解し、お客様と密にやりとりをしながら、独自の価値を持った製品を世に出すことが、自分のやるべきことと考えています。東レ電解質膜が持つ価値を世の中に広めることで水素社会を実現し、持続可能な社会の構築に貢献していきたいです。

キャリア登録(一般の方向け) キャリア登録(元東レ社員向け)