早わかり東レ

東レのコア技術

東レグループは、有機合成化学、高分子化学、バイオテクノロジー、ナノテクノロジーをコア技術とし、これらの技術をベースに、重合、製糸、繊維高次加工、製膜など要素技術の深化と融合を進め、繊維、樹脂、ケミカル、フィルム、さらには電子情報材料、炭素繊維複合材料、医薬、医療機器、水処理事業とさまざまな事業分野で、先端材料を創出し事業化を実現しています。

東レグループ価値創造の軌跡

東レグループは1926年にレーヨンの生産会社としてスタートし、ナイロン、ポリエステル、アクリルといった3大合成繊維に加えて、フィルム、ケミカル、樹脂、更には電子情報材料、炭素繊維複合材料、医薬・医療、水処理・ 環境といったさまざまな分野において革新技術を開発し、多くの先端材料、高付加価値製品を創出してきました。 2050年にどのような社会が到来するかを展望し、革新技術・先端材料がどのように活きるかという視点を持って、引き続き長期的な企業価値の向上を目指しています。

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東レグループの価値創造プロセス

東レグループは、企業理念「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」の具現化に向けて、 経営として大切にしている価値(コアバリュー)である「事業を通じた社会貢献」「人を基本とする経営」「長期的視点にたった経営」をベースに、東レグループの強みである「研究・技術開発」「営業」「生産」が相互に連携し合いながら、素材を起点にサプライチェーンを構成するお客様との共創によるイノベーションを通じて、 社会に新しい価値を提供していきます。 そして、「東レグループ サステナビリティ・ビジョン」に示す4つの世界の実現を目指します。

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東レの事業内容

東レグループの事業は5つのセグメントで構成されています。

繊維

ナイロン、ポリエステル、アクリルの3大合成繊維全てを有し、原糸・原綿、テキスタイル、縫製品等、衣料用途から産業資材用途まで、幅広く展開しています。

主な製品

  • 東レテトロン®東レテトロン®
  • ウルトラスエード®ウルトラスエード®
  • Primeflex®Primeflex®
  • LIVMOA®LIVMOA®
機能化成品

自動車向け樹脂、PETフィルム、リチウム二次電池用バッテリーセパレータフィルム、有機EL関連材料等を含む、樹脂・ケミカル、フィルム、電子情報材料の各事業を展開しています。

主な製品

  • トヨラック®トヨラック®
  • ルミラー®ルミラー®
  • セティーラ®セティーラ®
  • セミコファイン®セミコファイン®
炭素繊維複合材料

航空宇宙用途と環境・エネルギー分野などの産業用途、スポーツ用途など、様々な用途で使用されているPAN(ポリアクリロニトリル)系炭素繊維を展開しています。東レは世界最大のPAN系炭素繊維メーカーとして成長を続けています。

主な製品

  • トレカ®トレカ®
  • トレカ®プリプレグトレカ®プリプレグ
  • トレカ®クロストレカ®クロス
  • トレカ®コンポジットトレカ®コンポジット
環境・エンジニアリング

世界トップレベルの技術を有する逆浸透膜(RO膜)に加え、海水淡水化システム、環境関連機器、プラント・エンジニアリング、住宅・建築事業なども展開しています。

主な製品

  • ロメンブラ®ロメンブラ®
  • 海水淡水化システム海水淡水化システム
  • エンジニアリング事業エンジニアリング事業
  • シャリエ®シリーズシャリエ®シリーズ
ライフサイエンス

医薬事業、人工腎臓などの医療機器事業、DNAチップなどのバイオツールという3つの柱で事業拡大を目指しています。

主な製品

  • レミッチ®レミッチ®
  • トレミキシン®トレミキシン®
  • カテーテルカテーテル
  • 透析用監視装置透析用監視装置

東レの業績推移

2023年度に、売上収益2兆4,700億円、事業利益1,050億円を目指し、事業拡大を推進します。

売上高・売上収益、営業利益・事業利益

東レの海外拠点

2023年3月末時点での、東レグループの海外展開を示します。