CSR活動報告(各CSRガイドラインの活動報告) - 事業を通じた社会的課題解決への貢献

グリーンイノベーション事業拡大プロジェクト

グリーンイノベーション製品売上収益(IFRS)

■報告対象範囲
東レグループ
■目標値
10,000億円(2022年度)

実績値(2022年度)

9,934億円

東レグループは、「全ての事業戦略の軸足を地球環境に置き、持続可能な低炭素社会の実現に向けて貢献していく」という考えのもと、地球環境問題や資源・エネルギー問題を解決し、持続可能な低炭素社会の実現に貢献していくことを目指しています。これを具現化するため、「グリーンイノベーション事業拡大(GR)プロジェクト」を継続推進してきました。
2020年度に開始した中期経営課題“プロジェクト AP-G 2022”では、環境関連事業の拡大を推進し、国際会計基準ベースで2022年度連結売上収益10,000億円というチャレンジングな目標を掲げていました。厳しい新型コロナ禍の状況ではありましたが、結果はほぼ目標に近い9,934億円となりました。GR事業は、2011年にスタートして以来、着実に拡大し、2022年度には東レグループ連結売上収益の40%を占めています※1。2023年度からの中期経営課題“プロジェクトAP-G 2025”ではGR事業をLI事業と統合してサステナビリティイノベーション(SI)事業と改め、さらなる拡大を目指していきます。

また、東レグループ製品使用によるCO2削減貢献量※2や水処理貢献量※3も、事業拡大に伴って確実に増加しており、2022年度にはCO2削減貢献量は36,572万トン-CO2(2013年度比9.5倍)、水処理貢献量は6,700万トン(2013年度比2.5倍)となりました。

バリューチェーンへのCO2削減貢献量 2022年度
36,572万トン-CO2
(2013年度比9.5倍)
水処理貢献量 2022年度
6,700万トン
(2013年度比2.5倍)
  1. ※1 GR事業の実績には一部LI事業と重複するものも含む。
  2. ※2 CO2削減貢献量:製品のバリューチェーンを通じたライフサイクル全体でCO2排出量削減効果を、日本化学工業協会およびICCA(国際化学工業協会協議会)のガイドラインに従い、東レが独自に算出。
  3. ※3 水処理貢献量:水処理膜により新たに創出される年間水処理量。各種水処理膜(RO/UF/MBR)毎の1日当たりの造水可能量に売上本数を乗じて算出。
グリーンイノベーション事業の売上高・売上収益推移(東レグループ)
グリーンイノベーション事業の売上高・売上収益推移(東レグループ)
  1. 2020年度から2022年度の実績および2022年度の目標数値は国際会計基準(IFRS)ベースの売上収益です。

「CSRロードマップ 2022」におけるCSRガイドライン7「事業を通じた社会的課題解決への貢献」の主な取り組みはこちらをご覧ください。