東レ株式会社
東レ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:日覺 昭廣、以下「東レ」)は、東京ビッグサイトで2月1日(水)から3日(金)まで開催される「nano tech 2023(第22回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議)」に出展します。
今回の展示会では、「先端素材の力でサステナブル社会を実現」をメインテーマに、「資源循環型社会の実現」および「GHG実質排出ゼロの世界の実現」に貢献するナノテクノロジーを活用した先端材料・技術について展示を行います。
「資源循環型社会の実現」では、マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、バイオマス利用、CO
2利用の総合的な研究・技術開発の取り組みについてご紹介します。
「GHG実質排出ゼロの社会の実現」では、次世代モビリティの電動化、軽量化、安全・快適に貢献する素材として、複数のポリマーをナノメートルオーダーで混合したポリマーアロイ構造を形成させることにより、耐衝撃性と軽量性を両立するナノアロイ
®※や、当社独自のナノ積層技術により、光の透過と反射波長を高精度に制御したナノ積層フィルムPICASUS
®、分離膜による使用済みのリチウムイオン電池(LIB)からのレアメタル回収技術などをご紹介します。
東レは、「高分子化学」、「有機合成化学」、「バイオテクノロジー」そして「ナノテクノロジー」の4つのコア技術を駆使して、社会を本質的に変える力のある革新的な素材の研究・技術開発を推進することで、企業理念である「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」の具現化に取り組んでまいります。
記
1.「nano tech 2023」について
2.展示ブースの概要
(1)展示場所 :東京ビッグサイト東ホール 1G-13
(2)出展内容 :
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a. |
リサイクル技術
モノマテリアル食品包装用フィルム、複合プラスチックのケミカルリサイクル技術 |
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b. |
非可食バイオマス利用技術
膜利用バイオプロセス、バイオアジピン酸 |
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c. |
CO2利用技術
ガス(CO2、水素)分離膜モジュール |
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a. |
次世代モビリティの電動化、軽量化、安全・快適への貢献
次世代LIB・新電池向けフィルム材料、膜技術を用いた廃LIBからのレアメタル回収技術、電池解析技術:世界最高クラスの電子顕微鏡観察技術、太陽電池向け低コストバリアフィルム、炭素繊維複合材料の高性能化技術、高耐衝撃ナノアロイⓇ樹脂、熱線反射、視野角制御ナノ積層フィルム、ナノファイバー吸音シート |
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b. |
その他分野におけるGHG削減への貢献
軟包装用環境対応印刷システム、新規抗ウイルス粒子、薄層・高分散グラフェン |
<用語説明>
ナノアロイ
®:複数のポリマーをナノメートルオーダーで混合させることで、従来材料と比較して飛躍的な特性向上を発現させることができる当社独自の革新的微細構造制御技術。
(ナノアロイ
®は東レ株式会社の登録商標)
以 上