マレーシア子会社におけるABS樹脂トヨラック®の本格生産開始について

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2021.08.17

東レ株式会社


 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)は、この度、Toray Plastics (Malaysia) Sdn.Berhad(本社:マレーシア・ペナン州、社長:西澤 昌洋、以下「TPM」)が製造・販売するABS樹脂トヨラック®透明グレードの生産能力の増強を行い、本格生産を開始しました。この度の年産75,000トンの生産設備の増設により、TPMのABS樹脂生産能力は年産425,000トンとなり、既存の東レ千葉工場(千葉県市原市)とあわせて東レグループ全体の生産能力は年産497,000トンまで拡大しました。

 東レグループのABS樹脂トヨラック®は、透明グレード、制電グレード、良塗装グレード、耐薬品性向上グレード等のトヨラック®高機能グレードを取り揃えています。主な販売先である中国、アセアン市場に加え、欧米やインド市場への更なる販売拡大を進めていく計画であり、今後の更なる生産能力増強も検討しています。

 東レは、中期経営課題“プロジェクトAP-G2022”の基本戦略の一つとして「成長分野でのグローバルな拡大」を推進しています。拡大する透明ABS樹脂の需要を確実に取り込み、更なる供給安定性向上のため、今後も日本国内のABS樹脂生産拠点である東レ千葉工場とマレーシア生産拠点であるTPMの有機的な連携をさらに強化し、グローバルな事業拡大を強力に推進してまいります。
以 上





<Toray Plastics (Malaysia) Sdn. Berhad(TPM)概要>
1. 会社概要  : Toray Plastics (Malaysia) Sdn. Berhad
2. 事業内容  : ABS樹脂の製造・販売 およびPBT樹脂等の販売
3. 本社所在地 : マレーシア・ペナン州
4. 設立    : 1990年7月
5. 代表者   :(社長)西澤 昌洋