東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)は、5月21日に、『抗血栓性人工腎臓の開発と工業化』について、一般社団法人日本化学工業協会(以下「日化協」)より「第53回(2020年度)日化協技術賞総合賞」を受賞いたしました。
東レの「日化協技術賞総合賞」 受賞は、第49回(2016年度)に続き今回で6度目となります。
この度の受賞は、透析治療の進歩に伴い人工腎臓に対しても抗血栓性を向上させるニーズが年々高まっている中で、東レのコア技術であるナノテクノロジーと計算化学を駆使し、抗血栓性を著しく向上させたポリスルホン膜人工腎臓の製品化に成功したことが評価されたものです。
本開発内容は、慢性腎不全用のみならず、急性腎不全用の人工腎臓の製品化に成功し、患者の生活の質(QOL)の向上や医療スタッフへの負荷軽減に貢献します。
東レは、本技術を活用した高付加価値医療材料の開発推進により、企業理念である「わたしたちは 新しい価値の創造を通じて 社会に貢献します」を具現化し、社会貢献とともに持続的な成長拡大を目指してまいります。
なお、今回の受賞に関する主な技術の特徴は下記の通りです。