東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)は、このたび、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムとしては世界最高レベルの耐熱性と品位を実現した新タイプ「トレファン®」を創出しました。本開発品は打痕、汚染リスクを極小化する高い品位を有し、120℃の高温環境でも使用することができます。今後、OPPフィルムの光学材料、電子部品向け用途の更なる拡大を推進してまいります。
OPPフィルムは、離型性、低アウトガス性、紫外線透過性、低吸湿性等、様々な特性に優れ、包装用途に広く使われています。東レは、2018年にトレファン®の高品位・高平滑グレードを上市し、多数の光学材料、電子部品工程向けに採用されていますが、近年、IoT社会の発展に伴い、光学材料や電子部品の高性能化、高機能化に寄与するフィルムの耐熱性の向上が求められており、OPPフィルムの更なる適用には耐熱性の向上が課題でした。