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【Greenerity GmbHの概要】 |
1. |
会社名 |
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Greenerity GmbH |
2. |
設立 |
: |
2015年7月1日 |
3. |
所在地 |
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ドイツ連邦共和国バイエルン州アルゼナウ市、 |
4. |
資本金 |
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45百万ユーロ |
5. |
出資 |
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東レ100% |
6. |
代表者 |
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Holger Dziallas |
7. |
事業内容 |
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水素・燃料電池用、水電解用、および、水素圧縮用のCCM、MEAの開発・製造・販売 |
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【Greenerity新工場の概要】 |
1. |
所在地 |
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ドイツ連邦共和国バイエルン州アルゼナウ市 |
2. |
稼働開始 |
: |
2021年11月(予定) |
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3月2日にアルゼナウ工業エリアで執り行われたGNT新工場の起工式(鍬入れ式)
(左から4番目が後藤哲哉 東レ専任理事/Greenerity会長、同5番目が須賀康雄 東レ専任理事/東レ欧州代表、同6番目がAlexander Leglerアルゼナウ市長、同7番目がHolger Dziallas Greenerity社長) |
【用語説明】
※1 水素・燃料電池の核心部材:
水素・燃料電池での発電は、触媒(水素極)によって水素から電子とプロトン(H+) が生成され、プロトンは電解質膜で伝導され空気中の酸素と触媒(空気極)上で化合して水を生成することで行われる。結局、水素と空気から発電と水生成が行われるが、その効率は 触媒と電解質膜(これらを合わせたCCM)、更にこれにガス供給と発生電気の効率よい伝導を司る電極基材(GDL)(CCMにGDLを合わせたMEA)という核心部材の特性に依存する。
※2 パリ協定:
2016年11月4日発効の温室効果ガス削減に関する国際的取り決め(国連気候変動枠組条約締結国会議(通称COP)で合意)。 締結国だけで世界の温室効果ガス排出量の約86%、159ヶ国・地域をカバーする。
主な長期目標:
▶世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をする。
▶そのため、出来る限り早く世界の温室効果ガス排出量をピークアウトし、21世紀後半には、温室効果ガス排出量と(森林などによる)吸収量のバランスをとる。
※3 持続可能な開発目標 (SDGs):
2015年9月の国連総会で採択された『我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ』と題する具体的行動指針。『持続可能な開発目標』(Sustainable Development Goals:SDGs)であり、17のグローバル目標と169の達成基準からなる。
※4 レンジエクステンダー(REX: Range Extender):
EV車のモーター駆動用バッテリーを、搭載する水素・燃料電池で発電し充電しながら走行する 方式。バッテリーの充電より水素充填の方が短時間、かつ、航続距離を稼げる。
燃料電池車(FCV:Fuel Cell Vehicle):
アクセルアクションに連動した水素・燃料電池の発電が直接、モーターを駆動する方式。
※5 プリプレグ:
炭素繊維に樹脂を含浸させたシート状の半硬化中間成形物。これを積層して熱成形後、硬化させてコンポジット成形体を得る。
以上