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「未来創造研究センター」の開所式を開催 ~50年先の時代を見据えた次世代研究・技術開発を強化~

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2019.12.11

東レ株式会社

 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺 昭廣、以下「東レ」)は、このたび、創業の地である滋賀事業場に新たな研究拠点として、未来創造研究センターを設立し、本日、開所式を開催しました。開所式には、アカデミアや地元自治体などの関係者約70名の来賓に参列いただき、盛大な式典が執り行われました。
 東レは、成長分野・地域における事業拡大をグローバルに推進するため、国内外の生産・販売拠点と連携した研究・技術開発を展開しており、「未来創造研究センター」は、機能材料研究のヘッドクォーターとして東レのグローバル研究を牽引します。

 同センターは、未来創造型研究の中枢として革新材料・デバイス・システムのアイデアを創出する融合研究棟と、そのアイデアを基に試作・評価・実証を推進する実証研究棟の2棟から構成されています。国際会議場、展示・デモエリア、オープンラボなどのイノベーション・ハブ機能を設置することによって、多様な分野のアカデミアや重要パートナーとの交流・連携・技術融合による戦略的オープンイノベーションを促進します。

 同センターでは、東レの研究のDNAである、極限追求、技術融合、超継続などを継承しつつ、最先端の技術を活用し、独自の高分子技術によるファインポリマー&ナノファブリケーションや、マテリアルインフォマティクス(MI)や人工知能(AI)等を駆使したコンピュータ&マテリアルサイエンスの融合により、先端医療、新エネルギー、分離システムなどグリーンイノベーション・ライフイノベーション分野における先端材料・デバイス・システムの創出に取り組むことで研究・技術開発を推進、強化して参ります。

 東レは創業以来、「研究・技術開発こそ、明日の東レを創る」の信念に基づき、先端材料の研究・技術開発を推進しています。今後も、企業理念である「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」のもと、先端材料による真のものづくりで人の暮らしを豊かにする時代の到来に備え、50年先の持続型未来社会におけるソリューションを考え、時代を先取りするコトづくりを行う研究・技術開発を推進して参ります。

開所式典での挨拶で日覺社長は、「未来創造研究センターは、気候変動、水不足、資源の枯渇など、地球規模での課題を解決するための拠点として重要な役割を果たしていく。また、国内外の大学や公的研究機関等との共同研究や開発提携を行う協創の場として、世界レベルの質と独創性が高い固有技術を開発してもらいたい。」と述べ、同センターへの高い期待を表明しました。

以 上

「未来創造研究センター」の概要
1. 施設概要:「未来創造研究センター」
(1) 「融合研究棟」: 延床面積 約8,400㎡、3階建
(2) 「実証研究棟」: 延床面積 約9,200㎡、5階建
2. 所在地:滋賀県大津市(当社 滋賀事業場内)
3. 主な機能・設備
(1) イノベーション・ハブ機能
国際会議場:200名収容、同時通訳ブース設置
オープンラボ
コンピュータラボ
デジタル試作ラボ
展示・デモエリア
図書・交流エリア
(2) 研究者の日常的な対面コミュニケーションを促進する仕組み
ワンルーム型執務エリア:250名収容
オープンな各種打合せスペース(コミュニケーションブリッジ、打合せブース等)
(3) 省エネルギー配慮型設備
(4) 技術融合・極限追求を推進する各種実験室(クリーンルーム、フレキシブルエリア等)