この度、東レ株式会社（以下「東レ」） 代表取締役社長の日覺昭廣は、ハンガリー国の「オフィサー十字功労勲章（Officer’s Cross of the Order of Merit of Hungary）」を受章しました。
同勲章は、ハンガリー国の経済発展において多大な貢献があった功労者に贈られており、財界人に授与されるものとしては最高位の勲章に位置づけられます。本章を受章する日本の経済人は日覺社長が2人目となります。
叙勲式は5月13日（月）、東京都港区にある駐日ハンガリー国大使館にて執り行なわれ、来日中のマジャル・レベンテ同国外務貿易省副大臣から勲章が授与されました。
東レは、ハンガリーでは、炭素繊維の製造販売拠点として2014年にZoltek Zrt. 社（同社のハンガリー工場取得は1996年）を買収して子会社化し、同国の先端産業の定着・発展および雇用の創出に努めて参りました。Zoltek 社が製造販売する航空機、自動車、風力発電用ブレード向けの最先端素材は、ハンガリー国のみならず、EUの主力産業を支えるのに欠かせない基幹部材となっています。また、2018年からは耐熱性・耐薬品性に優れた高機能樹脂である、PPS（ポリフェニレンサルファイド）樹脂コンパウンド事業を開始し、生産設備を新設して事業を拡大しています。
この度の日覺社長への叙勲は、このような当社の同国の経済発展、ならびに地域社会への貢献に対する功労が評価されたものです。
東レグループは、企業理念「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」の下、今後も、社会を本質的に変える力を持った先端材料、新素材、新技術を創り出すことによって、環境問題など地球規模の諸問題の解決や、世界の人々の暮らしを豊かにするような社会と経済の発展に貢献し続けていく所存です。
