東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)は、このたび製糖工場で発生する余剰バガス1)を原料として、各種バイオ化学品生産の共通原料となるセルロース糖2)を製造する実証プラントを三井製糖株式会社(本社:東京都中央区、社長:雑賀大介、以下「三井製糖」)、三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)と共同で完成させました。本実証プラントは、2017年1月に三井製糖と設立したCellulosic Biomass Technology Co., Ltd.(本社:タイ王国バンコク市、以下「CBT社」)のタイ王国ウドンタニ県に所在する事業所に建設したものです。本日、在タイ日本大使館公使他約60名が出席のもと、竣工式を3社主催で開催しました。
今回の技術実証の取り組みは、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が進める、国際エネルギー消費効率化等技術・システム実証事業「余剰バガス原料からの省エネ型セルロース糖製造システム実証事業」の一環であり、東レが保有する水処理分離膜技術とバイオ技術を融合した「膜利用バイオプロセス」の研究・技術開発を行います。