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東レ(株)岐阜工場でのMLCC離型用フィルム“ルミラー®”生産開始について

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2018.01.23

東レ株式会社

 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺 昭廣、以下「東レ」)はこのたび、当社岐阜工場(岐阜県神戸町)でMLCC(積層セラミックコンデンサー)離型用フィルム“ルミラー®”の生産開始を決定しました。11億円を投じて既存の設備を改造し、2018年9月から日本での生産能力を30%増強します。

 MLCCは、セラミックスの誘電体と金属電極を多層化したチップ型コンデンサです。通信機器、家電、自動車用等、電気で駆動するすべての機器に搭載されており、通信の高度化や、自動車への搭載個数拡大により、年率10%以上の成長が見込まれます。
 今後のMLCCの拡大にいち早く対応するために、東レ(株)三島工場、マレーシア・Penfibre Sdn.Berhad、韓国・Toray Advanced Materials Korea Inc.に加えて、離型用フィルムの消費地である日本での新たなる拠点として東レ(株)岐阜工場での生産開始を決定しました。

 東レのMLCC離型用フィルム“ルミラー®”は、長年のフィルム開発で培った技術を駆使した平滑なフィルムであり、MLCCのセラミック層を薄く、凹凸無く仕上げるために非常に効果があることから、多くのMLCCメーカーに採用いただいています。汎用から高付加価値グレードまで幅広いラインナップを揃え、さらに、MLCCの小型大容量化に合致した技術開発力によって、世界ナンバーワンのシェアを誇ります。

 今回の岐阜工場での生産開始によって、通信や自動車用途におけるMLCCの高度化に向けて開発を加速するとともに、3カ国4拠点の生産体制によるグローバルオペレーションを推進することで、成長市場の取り込みを図り、さらなる拡大を目指す所存です。

以上