8月1日に、滋賀の地球環境研究所と東レリサーチセンターにおいて、「夏のリコチャレ2017(*1) 東レ研究体験コース」の一般公募に当選した8人の女子高校生・高専生を受け入れました。
滋賀県、京都府、奈良県から参加した高校生ら8人は、地球環境研究所の畠平主研の講義のあと実験室に移り、4人の研究者のサポートの下、2組4班に分かれて機能性分離膜の作製を行いました。その後、自分が作製した膜の性能評価を行い、実験の振り返りをしました。
お昼は、女性研究者数人と食事をとりながら、和やかな雰囲気で交流を図りました。
後半では、地球環境研究所で作った膜を通したろ液を持って、東レリサーチセンターに移動をし、2班に分かれて分光器を使ったろ液の分析と走査型電子顕微鏡での膜の形態観察を行いました。
参加した生徒さんからのアンケートには、以下のようなコメントが書かれていました。
・ とても濃い一日を有り難うございました。普段見ることができない機械に触れたり、普段できない実験ができて、『化学って面白いな、研究や実験っていいな』と気付くことができました。
・ 実験の結果がなぜそうなったのかまで、知ることができて良かったです。
・ 理系に進んだ時、どんなことをするのかが分かり、進路選択の参考になりました。
・ 女性研究者とランチをするという企画が面白かったです。このような企画があればまた参加したいです。
畠平主研は、「学生たちはとても意欲的に取り組んでいました。彼女たちがこれから学び、働く場を選ぶ時の糧になればと思います」と感想を述べていました。