ギニアへ感染対策衣「LIVMOA™(リブモア)」を寄贈

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2017.04.03

東レ株式会社



 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)は、この度、ギニア共和国に対し、感染対策衣「LIVMOA™(リブモア)」を1万着寄贈しました。
 これを受け、去る3月23日(木)に、同国・国立公衆衛生保障庁内にて関係者出席のもと、受領式が執り行われました。また、同日大統領府においてコンデ大統領に謁見し、感謝の意をいただきました。
 

ギニア共和国・保健省との受領式
<ギニア共和国・保健省との受領式>
中央:国立公衆衛生保障庁・ケイタ長官
記念写真
<記念写真>
中央:ギニア共和国・コンデ大統領、
右:在ギニア日本大使館・吉川参事官
 

 ギニアでは、先般のエボラウイルス病のアウトブレイク(感染集団発生)を経験し、その終息後もエボラウイルス病の再発と新規感染症の発生を予防する対策の強化に関する取り組みが継続して進められています。今回の寄贈は、この活動強化にあたって不足している資材を補うための手段として、同国保健省より当社へ要請があり、これに応えたものです。

 東レは、素材から製品まですべてを東レグループで手掛けるディスポーザブル型防護服の総合ブランドを「LIVMOA™(リブモア)」と設定し、事業化を推進しています。
 そのラインナップの一つとして、繊維先端材料やフィルム先端材料を技術融合することで、ウイルスバリア性と快適性を両立した感染対策衣を製品化しており、実証試験にも取り組んでいる段階です。
 この感染対策衣は、高温高湿度の環境下で作業される医療従事者の身体的負担を軽減することを狙いとしており、ギニア共和国での実証実験でも高い評価を受けました。

 なお今回の件は、東レの社会貢献・CSR活動の一環として実施したもので、このような事業活動を通じた、新興国における安全や生活の質の向上に対する貢献についても、積極的に取り組みを進めています。

 東レは、中期経営課題“プロジェクト AP-G 2019”における全社プロジェクトの一つとして、東レグループのコア技術・要素技術や事業基盤を活用して、医療の質向上や医療現場の負担軽減、健康・長寿などに貢献する事業を拡大する「ライフイノベーション事業拡大(LI)プロジェクト」を、全社横断的に取り組んでいます。
 今後も、今回のような機会を捉えて社会的課題の解決に取り組む企業姿勢を明確に訴求するとともに、「ケミストリーの力」を駆使して、ライフイノベーション事業の強化・拡大を図って参ります。

以上
 
LIVMOA
<「LIVMOA™(リブモア)」ブランドマーク>
※「LIVMOA™(リブモア)」についてはこちら
http://www.toray.jp/products/apparel/app_009.html
 
「Life Innovation」ブランドマーク
<「Life Innovation」ブランドマーク>
※「東レのライフイノベーション」についてはこちら
http://www.toray.co.jp/technology/toray/life/index.html


<ご参考:ギニア政府からの感謝状>
ご参考:ギニア政府からの感謝状

対訳:
ギニア共和国
保健省
国立公衆衛生保障庁
東レ株式会社殿

 私どもは、エボラウイルス病などの感染症対策のために要請した1万着の感染対策衣について、確かに受領しました。
 貴社のサポートに対し深く感謝の意を表するとともに、この分野における貴社のますますの成功をお祈り申し上げます。

Dr. サコバ・ケイタ
国立公衆衛生保障庁 長官