東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)は、カテーテルアクセスポート「P-U セルサイトポート®」シリーズに、「P-U セルサイトポート® EV」、「P-U セルサイトポート® EV ディスクリートタイプ」の2品種を追加し、2017年3月から本格販売を開始します。
「P-U セルサイトポート® EV」は東レ・メディカル株式会社(本社:東京都中央区、社長:田辺信幸、以下「TMC」)、「P-U セルサイトポート® EVディスクリートタイプ」はアルフレッサ ファーマ株式会社(本社:大阪市中央区、社長:岩谷健一郎、以下「アルフレッサ ファーマ」)からの販売となります。
カテーテルアクセスポートとは、皮下埋込型ポート、カテーテル、穿刺針などの付属品から構成される医療機器です。化学療法※1や中心静脈栄養法※2など、皮下に留置したポートとカテーテルを通じて薬液を持続的に注入するために用いられています。
今回追加した2品種は、従来品と同様に「より安全に。より確実に。」をコンセプトとして、カテーテルの改良と付属品の追加を行ったものです。 カテーテルは、従来品からの特長である、抗血栓性と疲労耐性を維持しつつ、カテーテル先端部に造影剤含有量を高めた加工を施すことで、X線透視下における視認性を向上させました。カテーテル留置時などに行うカテーテルの位置確認が、従来品より容易になると期待されます。
また、付属品としては、確実な血管確保をサポートするため、従来から同梱しているカニューレ付穿刺針に加え、エコーガイド下で針先が見えやすい金属針と、血管切開部に使用するフックを追加しました。さらに、システム留置後における薬液注入の利便性を高めるため、CT造影等の高圧注入にも使用できるウィング付ノンコアリングニードルも追加しています。
東レは、今後も医療従事者の安心・安全な使用に役立つ製品を開発・提供していく所存です。