東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)は、去る2月20日(月)、インド・クジャラート州サリガン工業団地内にて、エアバッグ基布の製造販売子会社であるToray Kusumgar Advanced Textile Private Limited.(トーレ・クスンガー・アドバンスト・テキスタイル・プライベート・リミテッド、所在地:インド・グジャラート州、社長:蓑輪洋人、以下「TKAT」)新工場の開所式を開催しました。
開所式には、在インド日本国大使館・曽根 健孝公使や、パートナーであるKusumgar社のクスンガー会長など約70名の出席がありました。
TKATは、インドの機能テキスタイル製造販売会社Kusumgar社(クスンガー社、本社:インド・ムンバイ市)と共同で2014年9月に設立したエアバッグ基布の製造販売会社です。今後インドでは、自動車生産台数の増加や、衝突試験義務化によるエアバッグの標準装備化が進むことで、エアバッグ基布の需要拡大が見込まれています。この度のTKAT新工場は、この需要増に対応していくためのものです。
東レグループは、今年の4月からスタートさせる新しい中期経営課題“プロジェクト AP-G 2019”において推進する基本戦略の一つとして「グローバルな事業の拡大・高度化」を掲げ、成長国・地域での収益機会を取り込むことでグローバルに事業を拡大していくこととしています。
東レは、エアバッグ基布事業をグローバルに展開しており、日本・タイ・中国・チェコに続く5極目の基布製造拠点として、インド・TKATでの生産を開始しました。 また、新たな拠点として、メキシコにおいて原糸から基布までを一貫で生産するToray Advanced Textile Mexico, S.A.de C.V.(略称:TAMX)を設立し、2018年4月の稼動を目指して、工場建設を進めています。
今後も、当社の強みである、全ての拠点から同品質のエアバッグ基布をタイムリーに供給できるグローバル生産体制を一層強固にするとともに、原糸から基布の一貫体制による開発力を活かした事業拡大を加速し、2020年にはエアバッグ基布で世界シェアナンバーワンを目指して参ります。