タンザニアの理系生徒に実験器具を提供

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2017.02.02

東レ株式会社

 9月29日、タンザニアの北東部、キリマンジャロ州にあるサンヤジュウ中等学校で、東レの理科実験プログラムが行われました。青年海外協力隊参加休職制度を利用し2015年7月から2年間、JICA(国際協力機構)の青年海外協力隊として派遣されている医療材臨床開発室の柴山尚子部員から依頼があり、これに応えて中空糸膜のろ過実験器具を提供したものです。

 タンザニアでは中等教育開発計画が実施されてきた結果、学校数が増加し教育を受ける機会が大幅に改善されたものの、理数科教師の不足、指導力不足といった教育の質に関わる問題が顕在化しています。

 この問題の解決に向け、JICAは各拠点地域に理数科教員を派遣しており、柴山部員は同校で化学を教えています。タンザニアでは進級や卒業のために国家試験を受ける必要があり、卒業時の国家試験では実技試験が課せられるため実験授業が必須ですが、水道管が壊れていて使用できない状態にあるなどハード面での課題もあるようです。 

 実験器具の提供を通じ、未来ある子供たちが、さらに学習意欲を高めてくれることを願いたいと思います。