東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺 昭廣、以下「東レ」)は、このたび、商事子会社である東レインターナショナル株式会社(本社:東京都中央区、社長:三木 章行、以下「東レインターナショナル」)のフィッシング事業を、2017年4月1日付で生産子会社の東レ・モノフィラメント株式会社(本社:愛知県岡崎市、社長:桑原 政人、以下「東レ・モノフィラメント」)に移管することを決定いたしました。
東レ・モノフィラメントは、日本最大の合繊モノフィラメント(単繊維)メーカーであり、ナイロンやポリエステルなどの熱可塑性樹脂を用い、溶融紡糸法によるモノフィラメントを製造しています。用途は歯ブラシや化粧ブラシ、工業用ブラシなどのブラシ用毛材、製紙用の抄紙網やスクリーンなどの工業用織物、釣り糸、漁網などの水産資材、電設・土木用資材、自動車用資材、ラケットのガットや楽器弦、結束材などの生活用資材等、多岐に亘ります。
繊維製造技術を生かして開発・生産した釣り糸は、様々な用途・対象魚に応じて製品を揃えており、高い性能と安定した品質で、お客様からも非常に高い評価を得ています。
現在、東レはフィッシング事業について、東レ・モノフィラメントが生産する釣り糸を、東レインターナショナルが販売する体制で運営していますが、今回の事業移管により、フィッシング事業の製販一体運営体制を確立することで、新たに東レ・モノフィラメントとして、フィッシング事業の強化・拡大に注力してまいります。
東レグループは、中期経営課題“プロジェクトAP-G 2016”において、「競争力強化」と「営業力強化」に取り組んでいます。
今後も、弛まぬ体質強化の継続による強靭な企業体質を確保すると共に、ソリューション営業の徹底、顧客満足度の向上に努めることで持続的な収益拡大を実現していく所存です。