東レ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:日覺 昭廣、以下「東レ」)は、去る10月28日(金)に、中国江蘇万邦達環保技術有限公司(本社:中国・塩城市、総経理:王 建生、以下:「江蘇万邦達」)と合弁で設立した新会社、万邦達東麗膜科技(江蘇)有限公司(英語表記:Toray WBD Membrane Technology (JS) Co., Ltd. 以下「TWMT」)の開所式を執り行いました。
開所式には、ご来賓として中国から尹 亭湖区副区長、江蘇万邦達の親会社である北京万邦達の高 総経理のご臨席を賜り、TWMT董事長 王 建生、東レ常務取締役 水処理・環境事業本部長 大谷 洋をはじめとする関係者含め、総勢40名が参加しました。
TWMTでは、膜分離活性汚泥法(MBR)向けの水処理膜を生産販売します。中国では産業の発展に伴う水質規制強化や水不足解消のため、下廃水再利用等でのMBR需要増加が見込まれます。その中国で、工業用廃水分野の有力エンジニアリング会社である中国の万邦達グループとの合弁会社を設立することにより、MBR用膜・メンブレイ®事業を一気に拡大していく所存です。
東レは中期経営課題"プロジェクトAP-G2016"で掲げる「グリーンイノベーション事業拡大(GR)プロジェクト」において、環境問題や資源・エネルギー問題の解決に貢献する事業の拡大を目指しています。水処理膜事業の展開はまさにGRプロジェクトの中核であり、今後も、このようなMBR用膜メンブレイ®を使った大型案件受注を進めるとともに、すでに世界でトップクラスのシェアを持つ逆浸透(RO)膜ロメンブラ®やUF膜トレフィル®による河川水等浄化用途でも着実に受注を重ねていきます。総合膜メーカーとして、水資源問題解決に貢献する事業活動を引き続き強力に推進してまいります。
TWMTの概要は以下の通りです。