熊本城石垣崩落防止工事で「KIKKONET®」活用

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2016.10.28

東レ・モノフィラメント株式会社

 2016年4月熊本県で発生した熊本地震により多大な被害が出たことは皆様の記憶に新しいことと思います。

 その多大な被害のなかでも、熊本県の象徴でもある熊本城の屋根瓦が落ち、石垣が崩落しました。熊本城周辺は、石垣が崩落し道路をふさいでいたため通行止めとなっておりましたが、石の撤去と崩落防止の工事が終わったことから、8月1日に約3カ月半ぶりに規制が解除されることとなりました。

 その石垣崩落防止に、東レ・モノフィラメントが製造・販売するポリエステル・モノフィラメントを使用し、粕谷製網(株)が開発した「KIKKONET®」が採用されることとなりました。「KIKKONET®」はポリエステル・モノフィラメントを特殊結束し亀甲形網地とした樹脂製ネットです。

 本製品は軽量、さびないなどのメリットがあり、金属代替品として当初は「養殖用生簀(いけす)」からスタートし、現在「落石防護ネット」などの土木用途へ展開が進んでいます。

*「KIKKONET®」は粕谷製網(株)の登録商標です。