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平成27年度 第56回 東レ科学技術賞 第56回 東レ科学技術研究助成 第47回 東レ理科教育賞 の決定について

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2016.02.16

公益財団法人 東レ科学振興会

公益財団法人 東レ科学振興会(会長 榊原定征)は、第56回東レ科学技術賞、東レ科学技術研究助成および第47回東レ理科教育賞を次のとおり決定しました。

東レ科学技術賞
京都大学大学院薬学研究科教授    
東京大学大学院理学系研究科教授
岡村 均 氏
小林 修 氏
東レ科学技術研究助成
大阪市立大学大学院医学研究科教授 水関 健司 氏 ほか9名
東レ理科教育賞文部科学大臣賞
千葉県立桜が丘特別支援学校教諭 茂原 伸也 氏
ほか理科教育賞2名、佳作2名、奨励作3名


 贈呈式は3月15日、東京・丸の内の日本工業倶楽部で行います。  東レ科学技術賞は科学技術で優れた業績をあげた方の表彰、東レ科学技術研究助成は科学技術の基礎的、萌芽的研究を行っている若手研究者への資金援助で、募集は77学協会および当会の推薦委員の推薦により行っています。東レ理科教育賞は公募で、創意と工夫によって著しい教育効果をあげた中学校・高等学校等の理科の先生を表彰しています。  東レ科学技術賞2名の業績と東レ理科教育賞文部科学大臣賞の受賞内容は次のとおりです。

1. 東レ科学技術賞
岡村 均 氏  哺乳動物生体リズムの分子機構に関する研究
氏は、約24時間周期の生体リズムを刻む哺乳動物の体内時計遺伝子について解析を進め、中枢時計が全身の生体リズムを制御する分子機構を明らかにするとともに、生体リズムが細胞増殖、血圧、時差といった生命活動を制御する分子機構を解明するなど、卓越した成果を上げた。
小林 修 氏  環境調和を指向した有機合成化学の研究
氏は、環境調和型有機合成化学(グリーンケミストリー)を先導し、水中で安定なルイス酸を発見し、水溶媒中での有機合成反応を実現させた。また、固定化触媒や新しい不斉合成反応の開拓、有機合成化学の大きな課題であった流通型連続合成の実現など、卓越した成果を得た。
2. 東レ理科教育賞文部科学大臣賞
茂原 伸也氏  生物学教育におけるICTを活用した顕微鏡観察
本考案は、簡便で汎用性の高いスマートフォン接続アダプターとICTを巧妙に組み合わせ、生物学教育において極めて重要な顕微鏡観察授業を行うものである。このアイデアは特別支援学校に限らずさらに広い範囲での応用が期待される。
>>さらに詳しい内容はこちら(東レ科学振興会HP)
以 上