大阪府天王寺高校で出張授業

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2016.01.12

東レ株式会社

 11月11日に地球環境研究所の徳山所員が、大阪府立天王寺高校の1年生40人を対象に、「先端材料と地球環境問題とのかかわり」と題した授業を行いました。
 徳山さんは自己紹介の後、炭素繊維のサンプルなどを見せながら、東レが何を作っている会社なのかを分かり易く解説。次に、世界の水不足と水処理用分離膜について、実験を交えつつ講義を進めました。集まった生徒たちは物理・化学・生物・生命科学に興味があるということで、とても真剣に、かつ楽しそうに授業に参加していました。
 後半には、徳山さんの学生時代を振り返りながら、「どんな環境に身を置いて、どんな人と出会うかが人生に大きな影響を与えます。共に切磋琢磨できる仲間から気付きを得て、自らの成長に役立ててください」というメッセージを生徒たちに贈りました。生徒たちの熱心にメモを取ったり、静かに耳を傾ける姿もとても印象的でした。
 同校のスーパーサイエンスハイスクール担当の藤田教諭からは、「ていねいに授業をしていただき、生徒もとても満足していたと思います」と感謝の言葉がありました。
 授業終了後も生徒の質問に熱心に答えていた徳山さんは、「高校生の皆さんの知的好奇心の旺盛さに触れて、初心に返ることができ、またさらなる士気向上やプレゼンの訓練にもつながって有意義でした」とコメントしていました。
 なお今回の出張授業は、企業・団体と学校をつないで理系教育・キャリア教育の推進を図る一般社団法人青少年進路支援協会のコーディネートにより実現したものです。