東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣)は、この度、2014年9月9日(火)~11日(木)にイタリア・ミラノ市にて開催される世界有数のテキスタイル展示会「ミラノウニカ(Milano Unica)2015 Autumn/Winter」に出展いたします。
会場では、当社のナイロンやポリエステルなどの特品原糸をベースにした、独特の風合いや触感を持つ高感性素材、ストレッチ、防風、高通気や軽量などの機能性素材、マイクロファイバーを使用したスエード調人工皮革など、100種類以上の素材を展示します。欧州のファッション分野やスポーツ分野向けに、これらの素材や原料の一部がバイオマス由来である環境素材など、当社の技術力を駆使した高付加価値素材を提案します。
ミラノウニカ展(Milano Unica:以下MU展)は、パリで開催されるプルミエールヴィジョン展と並び、世界中のテキスタイル素材バイヤーが集まる欧州の2大素材展示会のひとつとして著名な展示会です。しかしながら、MU展はこれまで欧州以外の企業の出展を受け入れてきませんでした。
今回、初めて欧州以外の出展者として日本企業の出展が認められ、一般社団法人 日本ファッション・ウィーク推進機構(以下JFW)、独立行政法人 日本貿易振興機構(以下JETRO)の共同運営による「The Japan Observatory(日本を俯瞰する)」の開催が決定しました。
東レは本年4月にスタートした中期経営課題“プロジェクトAP-G 2016”に取り組んでいます。特に繊維事業においては、国内外の東レグループの総合力を活かしたグローバルな事業連携を進め、糸綿/テキスタイル/製品一貫型のグローバルSCMと戦略素材のバリューチェーンから付加価値を創造することで、世界の大手ユーザーとの取組の強化に注力しています。
今回の出展を通じ、天然素材を中心とする欧州テキスタイル市場に向けて、当社が得意とする合繊と天然素材や化繊素材とを複合させた素材などをご提案します。お客様のニーズやこだわりを先取りしたシーズントレンドを、合成繊維でしか表現できない質感、特性を活かした素材を提案し、欧州の高級ファッション市場のアパレル、商社、生地問屋、小売店等のお客様との取り組み強化を図ってまいります。
出展の詳細は次の通りです。