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ヤマハのソプラノリコーダーに環境配慮型ポリ乳酸系樹脂“エコディア®”が採用

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2014.07.15

東レ株式会社

 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)が展開する植物由来のポリ乳酸系樹脂“エコディア®”※が、このたび、ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市、社長:中田卓也、以下「ヤマハ」)が本年10月より発売するソプラノリコーダーの新製品(YRS-401/YRS-402B)に採用されました。

今回採用された材料は、東レ独自のポリマーアロイ技術を駆使し、ポリ乳酸と他素材を組み合わせることでポリ乳酸を25%以上含んでいながら、従来の石油系樹脂と同等の性能を発現させているのが特長で、楽器業界でバイオマス由来樹脂が採用される初めて*のケースとなります。ヤマハはソプラノリコーダーに“エコディア®”を採用することで、これまでの石油系樹脂と比較して、資源採取から廃棄に至る過程で発生するCO2を約20%削減できます。

 学習指導要領では、ソプラノリコーダーは小学校中学年で学習する対象となっております。ヤマハでは、指導者講習会や児童向けのリコーダー鑑賞教室などを全国各地で展開しており、リコーダーの魅力や楽しさを伝える普及活動を行っています。 “エコディア®”を採用した環境にやさしいリコーダーを提供することで、より多くの子どもたちにとって、地球環境問題にも関心を持つきっかけとなって欲しいと考えています。

 東レは、「全ての事業戦略の軸足を地球環境に置き、持続可能な低炭素社会の実現に向けて貢献していく」という経営方針のもと、バイオマス由来樹脂の研究・技術開発および事業拡大を推進しています。また、本年4月からスタートした中期経営課題“プロジェクトAP-G 2016”の全社プロジェクトのひとつである、「グリーンイノベーション事業拡大(GR)プロジェクト」においても、バイオマス由来樹脂事業の拡大は中核を成す重要な取り組みであり、今後も新素材の研究・開発を通じて社会に貢献し続ける所存です。

“エコディア®”が採用された ソプラノリコーダー 【写真提供:ヤマハ株式会社】
“エコディア®”が採用された ソプラノリコーダー 【写真提供:ヤマハ株式会社】

以上

*市販楽器として。2014年6月現在、ヤマハ調べ。

 
※“エコディア®”は東レグループのバイオマス由来ポリマー素材・製品の統合ブランドです。
エコディア®
“エコディア®”