ミドリ安全株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:松村 不二夫、以下「ミドリ安全」)と東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)は、この度、グリーン購入法(*1)基本方針の環境物品基準 (以下、BIO-PET(バイオ ペット)基準(*2))に適合した作業服を世界で初めて展開します。東レが製造する部分植物由来ポリエステル繊維“エコディア®PET”を使用した作業服をミドリ安全がグローバルに販売します。
ミドリ安全は、2014年秋冬シーズンから一般ワーキングウェア、サービス業ユニフォーム(商品名“Plantex”(プランテックス)シリーズ)の販売を開始し、販売目標は、初年度売上高3億円、3年後の売上高を30億円としています。
東レの“エコディア®PET”は、通常の石油由来テレフタル酸とサトウキビなどを原料とする植物由来エチレングリコールを重合・溶融紡糸した植物度約30%
のポリエステル繊維です。東レは“エコディア®PET”を、地球環境問題に貢献する次世代の基幹素材としており、ミドリ安全は「地球環境保全が最重要課題と認識し、地球環境の保全の向上に配慮し行動する」という環境方針と合致することから、採用に至ったものです。
また、BIO-PET基準は世界に先駆けて日本政府が基準を追加した世界初の「植物由来の非生分解性合成繊維製品の公的グリーン調達基準」です。
今回、ミドリ安全が販売する作業服は、東レの“エコディア®PET”を使用することで、グリーン購入法基本方針のBIO-PET基準に適合しています。
多くの企業がグローバルに事業活動を展開する中、地球環境問題に対する意識の高まりとともに、企業などで着用されるオフィス・作業服についても、先端技術でつくられた「グリーンイノベーション製品(※3)」が求められています。オフィス・作業服で国内トップブランドメーカーであるミドリ安全が、東レの“エコディア®PET”を使用したオフィス・作業服をグローバルに販売することで、日本企業をはじめ世界の多くの企業などに地球環境問題に貢献する「グリーンイノベーション製品」をお届けします。
ミドリ安全は、1952年の創業以来「安全・健康・快適環境への奉仕」を理念とし、常に現場の声と向きあいながら、ユニフォーム、安全靴、ヘルメット等安全衛生保護具、環境改善機器、健康医療機器、電気計測器など多くの商品を開発し、上市してまいりました。地球環境の保全と持続発展可能な社会の実現という経営方針のもと、2000年にISO14001の認証を取得し、営業支社においても2010年から「エコアクション21」の導入に取り組み、2013年1月に国内全ての営業支社で認証登録を完了しています。
ユニフォーム及びヘルメットのリサイクルシステム(広域認定制度取得)の構築など環境負荷軽減の活動に取り組んでいます。
東レは、「全ての事業戦略の軸足を地球環境に置き、持続発展可能な低炭素社会の実現に向けて貢献していく」という経営方針のもと、グリーンイノベーション事業拡大プロジェクトに全社を挙げて取り組んでいます。
現在、日本政府は、我が国の優れたグリーンイノベーション技術や製品だけでなく、我が国の公的グリーン調達システムを国際的に広めることで、地球規模での環境負荷低減に向けた国際貢献を目指しています。この度、ミドリ安全と東レは、世界最先端の公的グリーン調達基準に適合した信頼性の高い部分植物由来ポリエステル繊維製品をグローバルに展開することで、持続発展可能な低炭素社会の実現に貢献してまいります。
今回の製品の詳細は下記の通りです。