3.全社横断プロジェクト
(1) 「グリーンイノベーション事業拡大(GR)プロジェクト」
環境エネルギー分野において、“AP-G 2013”での取り組みに加え、シェール革命による新たな事業機会を捉えて、売上高を2013年度の見通し約5,200億円から2016年度に約7,000億円へ拡大することを目指す。
(2) 「ライフイノベーション事業拡大(LI)プロジェクト」
医療・健康などの分野において、東レグループのコアテクノロジー、要素技術、事業基盤の強みを活かし、売上高を2013年度の見通し約1,200億円から2016年度に約1,700億円へ拡大することを目指す。
(3) 「アジア・アメリカ・新興国事業拡大(AE-Ⅱ)プロジェクト」
東レグループ海外拠点の有機的な連携をさらに強化し、新たな市場拡大と事業拡大を推進する。アジア・新興国においては、“AP-G 2013”で実行してきた事業拡大を加速。当社が強みを持つ事業を積極的に展開し、拡大する需要を確実に取り込む。
加えて、米州においては、シェール革命と政府の製造業復興政策などによる米国経済の安定的な拡大を好機と捉えるとともに、中南米での新たな事業拡大を推進する。
これらの取り組みによって、同地域での売上高を、2013年度の見通し約7,800億円から2016年度には約1兆1,500億円へ拡大することを目指す。
(4) 「トータルコスト競争力強化(TC-Ⅲ)プロジェクト」
たゆまぬ体質強化を継続し、強靱な企業体質を確保して、世界トップレベルのコスト競争力を目指す。“AP-G 2013”で取り組んできた「TC-II」は継続し、比例費削減活動(毎年3%以上、2014年度からの3年間で10%以上)とP値管理による固定費管理 (毎年P値0.96以下)を徹底。さらに、新たな視点・アプローチから大幅コストダウンに向けた革新的生産プロセスの構築を推進する「生産プロセス革 新」、商社・代理店・外注等で発生する費用を含めた営業トータルコスト、物流・デリバリー機能などを分析・把握し、競争力の高いサプライチェーンを構築す る「営業トータルコストダウン」に取り組む。
これにより、2014年度から2016年度の3年間で合計2,000億円のコストダウンを目指す。
以上