2022年6月17日
東麗(中国)投資社(TCH社)

上海市のロックダウンで会社が社員に食料の配給を実施

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、3月28日から上海市ではロックダウン(都市封鎖)が始まりました。ゼロコロナの実現に向け、ロックダウンが始まって1週間が経っても解除される気配がなく、長期化およびそれに伴う物流の停滞により、日々の食料品が不足したり入手が困難になるなどの問題が発生するようになりました
 出向者を含む東レグループ従業員の中にも困窮するような者が出てきたことを受け、TCH社と東麗国際貿易(中国)社(TICH社)が指揮をとり、東麗先端材料研究開発(中国)社(TARC社)とも協働して、TCH社、TICH社上海事務所およびTARC社に勤務する社員と上海東レグループ各社出向者に対して、支援物資として食料品を配給することにしました。
 TCH社、TICH社、TARC社の調達事務局がナショナルスタッフの意見も踏まえ、社員が求めている品物を検討、購買・物流面の問題も何とかクリアし、生鮮食品や調味料などの食料品を各社員の自宅があるコミュニティの入り口まで届けました。
 この配給は、4月に2回と5月に1回、計3回実施しました。支援物資は、在宅勤務中の社員の要望に応えた内容であり、社員にとってはうれしい贈り物となり、会社への帰属意識もおのずと向上しました。
 なお、ロックダウンが続く中、市内の各コミュニティやアパートのボランティアが市民生活を大いに支えています。東レグループ会社にも自発的にボランティアに応募した社員が大勢います。上海の市民生活を一日も早く正常化させることを目指して、仕事、家庭、ボランティア活動のバランスを取りながら頑張っています。会社のため、そして社会のために、上海の各「東麗人」が自分なりにできることを考え、貢献を続けています。


会社からの配給品。配給されたキュウリやナスなどを使い、感謝の意を込めてTORAYの文字を作りました


中国のSNS、wechatの「東レ中国」公式アカウントでも、ボランティアの様子や社員への物資支援について紹介しています
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