
先端産業をリードする先端材料
「知の世紀」と言われる21世紀を迎え、資源小国に立地する日本企業がグローバルに成長し続けるためには、科学技術を振興しなくてはなりません。
東レは、レーヨンという繊維素材を振り出しに、数多くの素材を生み出して発展してきたメーカーです。今後も先端材料の世界トップ企業を目指していきたいと考えています。
科学技術の世界には、「深は新」という言葉があります。すなわち、一つの事を深く掘り下げて行くと新しい発見・発明が出てくるという考えです。これは、まさに極限追求の世界です。材料の特性や機能の極限を追求することにより、従来とは全く異なる先端材料が生み出されます。しかし、極限追求は、独りよがりであってはなりません。社会の要請をしっかりと捉え、科学技術的な価値についてよく理解しておかねばならないのです。そうすることによって、初めて、社会的、科学技術的、経済的価値を備えた真のイノベーションが起こると考えます。
技術イノベーションへの挑戦
東レのコア技術は、創業以来培われてきました「高分子化学」と「有機合成化学」、「バイオテクノロジー」であり、これらの技術を発展させながら、繊維からフィルム、ケミカル、樹脂と事業を拡大し、更には電子情報材料、複合材料、医薬・医療、水処理事業へと発展を続けてきました。近年新たにナノテクノロジーをコア技術に加え、成長市場へ向けて様々な先端材料を開発しています。
東レは、4つのコア技術を軸に、“Innovation by Chemistry”をコーポレート・スローガンとして、新素材、ナノマテリアル、バイオ、ナノプロセスの技術イノベーションを起こし、成長分野である情報通信、自動車・航空機、ライフサイエンス、環境・水・エネルギーの4領域に向けて新しい価値の創造を行うことによって、社会への貢献を目指しております。

社会的、経済的な多くの課題に対してソリューションを提供できるのは、技術革新以外には考えられません。
その中にあって、魅力的なソリューション、魅力的な最終製品は、ほとんどの場合、材料革新を伴っております。材料の革新なくしては、革新的なソリューション、革新的な製品は生まれてこないと考えています。
私たちが住む地球の環境を守り、私たちの生活に安全と安心を提供するという視点に立って、極限追求と技術の融合をキーワードに、技術革新によって先端材料を持続的に創出していくことが必要です。東レは、先端材料の創出によって新しい価値を創造し、社会に貢献していきたいと考えております。



