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2008年4月23日

韓国でFPDドライバーIC実装用フィルム回路基板の生産設備を増強
− グループの総合力で、FPDドライバーIC実装関連事業を強化 −

 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:榊原 定征、以下「東レ」)は、韓国でFPD(薄型ディスプレイ)ドライバーIC実装用フィルム回路基板のCOF・TABテープを製造・販売するSTEMCO社(本社工場:大韓民国忠清北道、社長:朴 奎 、東レ出資:70%)において、韓国国内および台湾での需要の急増に対応するため生産設備の増強を行い、このたび本格的に稼働を開始しました。今回の増強により、生産能力は従来の55%増となる59百万個/月に拡大します。

 FPDドライバーIC実装用フィルム回路基板は、テレビ用、PC用の薄型ディスプレイ需要の急増を背景に急速に市場が拡大しています。特に、液晶パネルの高精細化に伴うドライバーICの多ピン化の流れを受け、配線の微細化が容易なCOFテープへの需要が高まっています。
 STEMCO社では、FPDドライバーIC実装用のCOF・TABテープ事業において、ファインピッチ化の要請に対応できる優れた技術競争力と高いコスト競争力により、急速に事業規模を拡大しています。今回の生産設備増強によって、今後の伸長が期待されるCOFテープの供給能力を高め、更なる事業拡大を図って参ります。

 なお、同じく韓国では、当社子会社である東レセハン社(本社:大韓民国ソウル特別市、社長:李 泳官)において建設を進めていたCOFテープ用電解メッキ法2層型フィルム“メタロイヤル”の生産設備が完成し、年産70万平方メートル(COF標準品換算)体制で量産を開始しました。
 “メタロイヤル”は、当社のフィルム加工事業の中核拠点である東レフィルム加工株式会社(本社:東京都中央区、社長:山口 進、東レ出資:94.33%)が開発、生産販売している2層型フィルムで、液晶ドライバーIC実装用のCOFテープ向けを中心に広く使われています。近年、同用途では“メタロイヤル”のような2層型フィルムが主流となっており、今後も拡大が期待されています。このたびの韓国での生産体制確立により、旺盛な液晶関連需要の取り込みを目指して、安定的な製品供給と迅速なユーザー対応を図って参ります。

 東レグループは、FPDドライバーIC実装関連事業において、主原料となるポリイミドフィルムからTAB用接着テープ、COFテープ用2層型フィルム(“メタロイヤル”)、COF・TABテープのパターン加工、COF・TABのドライバーIC実装に至るまで、グループで一貫して展開しています。当社では引き続きグループの総合力を発揮して、グローバルな事業拡大を強力に進めます。

 東レは、中期経営課題“プロジェクトInnovation TORAY 2010”(IT-2010)の重点戦略として、情報・通信・エレクトロニクス分野における先端材料の拡大を推進しています。当社は回路材料事業・フィルム加工事業をその重要な柱として位置づけ、同事業の育成・拡大に取り組んで参ります。

<ご参考>

STEMCO, Ltd.の概要

1. 設 立 1995年7月
2. 資本金 24,000百万WON(3,014百万円)(2007年3月末現在)
3. 出資比率 東レ70%、三星電機30%
4. 代表者 代表理事社長 朴 奎
5. 事業内容 COF・TABテープの製造・販売

以上

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