2010年11月11日
2011シーズン向け水着素材販売戦略について
陽気でにぎやかなマルチカラーとナチュラルカラーとのMIX
陽気で楽しいムードとエコロジーの意識の融合


2011年東レ水着キャンペーンガール
西田有沙
東レ(株)は2011シーズン(2010年10月〜2011年9月商戦)向け水着素材販売プロモーションを『Cheerful Healing(陽気な癒し)〜MIX FREELY!〜』のテーマで展開し、「自由への強い憧れから生まれる陽気で楽しいムードとエコロジーの意識の融合」をコンセプトに、カラフルポップとナチュラルシックを自由に組み合わせるスタイルの提案と共に、手軽に羽織れるロングガウンやショートガウンなどの単品アイテムを充実して水際のコーディネートを提案します。
2011シーズンの婦人遊泳水着のプロモーションでは、キャンペーン商品を、(株)三愛、(株)トータス・イレブン、東レ・ディプロモード(株)などと協働して展開して参ります。また、店頭や水着アパレルメーカーとの連携強化も図り、昨シーズンから学校法人モード学園と共に新たに始めた産学連携のコラボレーションを、今シーズンも行います。
これらプロモーションの顔となる2011年東レ水着キャンペーンガールには、雑誌やCMで活躍中の西田 有沙(にしだ ありさ/岐阜県/17歳/エイベックス・マネジメント(株)所属)を起用しました。
2010シーズン結果:天候に恵まれ好転
2010シーズンの東レ水着素材商戦の実績は、フィットネス用途の不振など苦戦要因はあったものの、競泳や紳士分野で増販し、前シーズン対比101%の831万枚という結果になりました。
婦人遊泳水着については、景気の低迷に加え、百貨店を中心とした店頭展開の規模及び期間の縮小、並びに上代価格の下落に伴う海外素材比率の増加により苦戦をしいられましたが、7月半ばからの好天候と残暑に後押しされ最終的には前年対比100%の着地となりました。
2011シーズン事業計画:中国生産拠点を活用して海外素材の置き換えを図り今シーズン並を計画
2011シーズンも市場環境は非常に厳しいことが想定されますが、2010シーズンと同等の販売量を計画しております。当社技術開発の強みを活かして一層の高付加価値品投入を進めていくと同時に、海外関係会社を活用したグローバルな生産体制を武器に、縫製とも連動し、シェアを拡大して参ります。
【遊泳水着】
広く一般化したラッシュガードに続く新しい単品商品を提案していきたいと思います。手持ちの水着に合わせるだけでオリジナルのスタイルを表現出来るようなパーカーやコンビネゾンといった単品商品を充実させ、独自のコーディネートを楽しめる、新しい水着売場を提案していきます。素材については、ラッシュガードやコンビネゾンといった単品商品からビキニまで幅広いアイテムで使用することができ、先染めのような意匠性のある境配慮型素材の“フィッティ”のバリエーション素材を立ち上げます。
また、機能商品については、広く一般化したラッシュガードを中心に引き続きUV素材や、生地に水がつきにくい“カルライト”などの高付加価値商品を拡販していきます。
【競泳水着】ロンドン五輪に向けての新素材の開発
2011シーズンは、FINA(国際水泳連盟)ルールに適応し、着用者のニーズにあった素材をスポーツアパレル各社へ提供していきます、また、12年に開催されるロンドン五輪向けに新たな商品開発を行い、マーケットニーズにあった付加価値の高い商品を開発していきます。
素材展開:リサイクルポリエステル素材“サラカラ”のエコバージョンが新登場!
環境配慮型素材“フィッティ”のバリエーションも拡充してさらにエコ素材の充実化へ
2011シーズンに向けては、昨シーズンに引き続き環境配慮型素材を訴求していきます。今年はリサイクルポリエステル素材を使った冷感軽減素材“サラカラ”(エコバージョン)を新たに立ち上げました。また、環境配慮型素材“フィッティ”については新たに表面変化のあるものを加え、バリエーションを拡充しております。
東レは今後とも、トレンドに応じてきめ細かく新素材を展開し、ますます高度化・細分化する消費者の感性に応えるとともに、多様化する水着の着用シーンに対応した快適機能素材を提案し、機能性とファッション性の両方を満たす「水際ウェアの総合的な快適性」を追及して参ります。

東レの水着素材は、優れた伸縮機能を有する繊維「ライクラ®ファイバー」を使用しています。東レの水着素材に使用されるライクラ®ファイバーは、プール水中塩素に対する高い耐久性があり、快適なフィット感が持続します。
ライクラ®ファイバーは、東レとインビスタ社の合弁企業である東レ・オペロンテックス社が、インビスタ社からのライセンスのもと、国内で製造・販売しています。
*ライクラ®はインビスタ社の商標です。
なお、詳細は次の通りです。
I.2011シーズン向け東レ水着素材販売 キャンペーンテーマ
社会や環境の変化に直面し、従来とは全く異なる消費意識やニーズが台頭しています。倫理意識の高まり、お金をかけずに生活を楽しむ傾向、意味のある消費など・・・とどまる所を知らない世界的な経済・社会の変化と、それに伴う社会の複雑化の中で様々なルールが増えてきました。人々は、自らが関与することで得られるリアルな充実感を求めており、個人の自由を追求するトレンドが生まれています。そこで、自由への強い憧れから生まれる陽気で楽しいムードとエコロジーの意識の融合である、『Cheerful Healing(陽気な癒し)〜MIX FREELY!〜』を2011年のテーマとしました。陽気で楽しいカラフルポップなイメージと、自然からくる穏やかで安らぐナチュラルシックなイメージを、着る人がそれぞれ自分で楽しく組み合わせして個性を表現します。
2011シーズンの水着は、品質、ファッション性、最先端技術のあらゆる要素が求められます。より高いパフォーマンスと革新性を実現したスイムウェアの新開発素材が消費者に付加価値を提供します。
II.2011シーズン水着ファッション提案
1.スタイル傾向
- 単品アイテムの新たなデザイン
定番化しつつある単品アイテムが、ラッシュガードやショートパンツと言ったカジュアルな商品に加え、もっと手軽に羽織ることができる、ロングガウンやショートガウンが新たに登場。軽い素材で簡単に羽織ることができ、単品売りのため手持ちの水着に合わせたり、好みの水着に合うものをゴーディネートしたり、組み合わせがますます自由に楽しめます。どんな水着にも組み合わせがピッタリです。自由な組み合わせが、ますます楽しみになります。 - セットアイテムは人気
不動の人気だった3点セットアイテムが、少しずつ変化しています。
従来のスカートやパンツの組み合わせは引き続き主流ですが、洋服のトレンドからくるコンビネゾンが、3点セットのアイテムでますます多く出てきます。 - モノキニの変化
今までのセクシー系で大人のイメージであったワンピースは、柔らかいイメージのカジュアルなモノキニに変化します。素材も柔らかくゆったりとしたデザインが今までとは違い新鮮です。 - 飾りだけのダブルカップは機能的に!
ここ数年人気のダブルカップは、飾りだけの役割でしたが、2011シーズンは、カップを重ねることで、胸を大きく見せたり、横から肉がはみ出ないような機能的な役割も加わりました。
ショーツにTバックを重ねてはいているように見える飾りが付いているデザインも出てきます。 - スタイルアップ演出効果
洋服のトレンドでもある、ブラとコルセットが一体化したビスチェタイプが新登場します。バストメイキングによりスタイルが良く見える効果があるので、お腹まわりがスッキリと見えてセクシーでありながら、スポーティーに見えます。
かわいさの象徴であるフリルは、ブラに段々にして重ねることで バストを大きく見せる効果があります。
2.素材傾向 「エコを意識した素材が充実」
2011シーズンは昨シーズンに引き続き、環境配慮素材を訴求していきます。今年は、リサイクルポリエステル使いの機能素材として、冷感軽減素材“サラカラ”のエコバージョンを新たに立ち上げました。また、環境配慮型素材“フィッティ”については、先染め調の意匠性を加えて、バリエーションを拡充しました。
東レの水着素材は、当社特品ポリエステルやナイロンに、耐プール水性の高いポリウレタン弾性繊維「ライクラ®ファイバー」を組み合わせており、1989年の発売以来、素材バリエーションを広げ続けています。なお、2011シーズンに展開する主要素材は次の通りです。
- “サラカラ”シリーズ
特殊速乾構造により水中から上がったときの冷え感を軽減する特性(保温性・肌面非保水性・接触温冷感・低通気性)に優れた速乾水着素材です。抜群の知名度を誇る“サラカラ”ですが、UVカット機能を加えた“サラカラ”UVや保温性能をアップした“サラカラ”HOT、またソフトフィットネス向けの“サラカラ”for ワークアウトなど、バリエーション素材も好評です。今年は新たにリサイクルポリエステルを使用した“サラカラ”(エコバージョン)を追加しました。 -
“トリンティ”エコ シリーズ
“トリンティ”エコは限りある地球資源を有効活用するためにケミカルリサイクル技術を応用した、再生型素材「エコユース」を使用しています。「再生型」とは、ペットボトル、製造工程くずなどを原料としてつくられる製品。“トリンティ”エコに使用しているリサイクルポリエステルについては、石油からポリエステルを作るのと比べ、製造工程におけるエネルギー消費量を約85%節約、二酸化炭素排出量を約80%削減しております。 - “フィッティ”シリーズ
“フィッティ”は原材料の一部に植物由来の原料を使用している環境配慮型素材です。従来のナイロン・ポリエステル100%のストレッチ素材より優れた伸縮性を持っている快適ストレッチ素材で、プールの塩素に対しても優れた耐久性を発揮しますので、スクール水着・練習用水着・スパウェア等の高耐久性を求められる用途にも適しています。2011シーズンについては、“フィッティ”とカチオンポリエステルを交編した染め分け可能なストライプやドットといったファッション水着向け素材が新しく加わります。 - “トリンティ”UV
カチオン可染ポリエステルの新バリエーションとして、従来のブライトポリマータイプに加え、新たにフルダルポリマーを使用し、UPF(紫外線保護指数)50+ を実現した素材です。マット感と高発色性を兼ね備えており、プールの塩素による色落ちにも強いので、遊泳水着からフィットネス水着まで幅広いアイテムで使用することが出来ます。
3.カラー&プリント傾向

キーカラーは、「ひなげしレッド」! カラーもプリントも自由に組み合わせるのがポイント!
【カラー】
2011シーズンのキーカラーはエネルギッシュなレッドに
ややオレンジがかった「輝くようなひなげしのレッド」。
心地よいナチュラルカラーを組み合わせた、自然で幸福感のあるカラー。
【プリント】
80年代のトラディショナルなペイズリーがポイントに。
また、自然から連想される迷彩柄やヴィンテージデニムをシックに表現。レトロな小花柄やエスニックテイストをナチュラルにこなすものが特徴。
III.2011シーズン 東レ水着素材 販売計画
| 2011シーズン(計画) | 2010シーズン(実績) | |
| 婦人遊泳 | 148万枚 | 144万枚 |
| 紳士 | 42万枚 | 42万枚 |
| 競泳 | 240万枚 | 235万枚 |
| 子供・スクール | 133万枚 | 135万枚 |
| フィットネス | 268万枚 | 275万枚 |
| 合 計 | 合 計 831万枚 (対2010年度実績比 100%) |
831万枚 (対2009年度実績比 101%) |
* 参考:2009シーズン実績 826万枚
W.2011年水着ポスター制作について
毎年制作している店頭向けポスターにつきましては、昨年も取り組みを行った、学校法人モード学園とのコラボレーションを継続し、今年の新たな企画として、学生によるポスター背景デザインコンテストを実施しています。既に10月にオリエンテーションを実施しており、11月に締切り・選考を経て、ポスター完成は2011年1月中旬を予定しています。
また、ポスター用を含め、リリースに掲載しているモデル写真は、日本大学芸術学部写真学科のご協力のもと、同学科3年生の石崎由理さん、藤川舞子さんに撮影していただきました。
以上


