2010年6月24日
制電・撥水素材“エレペレ”シリーズの拡大展開について

「“エレペレ”NS」使用のアウター
東レ(株)はこの度、静電気による不快感を軽減する制電性と雨などの水をはじく撥水性をあわせ持つ快適スポーツ素材“エレペレ”について、機能の高度化や素材の追加などにより、拡大展開を図ります。スポーツ、アウトドア用途を中心に2011年秋冬向けより販売を開始し、販売数量は、従来品を加えた“エレペレ”シリーズ全体で、初年度100万m/年、3年後には250万m/年を計画しています。
今回、新たに展開するのは、より静電気の起きやすい低温・低湿度の環境下での高い制電性を実現したポリエステル素材「“エレペレ”NS」、また、当社従来品よりも細いポリエステル原糸を使用することで柔らかな風合いを実現したソフトタイプ、さらに、これまでのポリエステル素材での展開に加えて新たにナイロン素材を使用したタイプの3種類です。いずれも、“エレペレ”の持つ制電性と撥水性を維持しながら、さらなる着用快適性の向上を実現しています。
静電気の起きやすい秋冬シーズン向けの素材に対する制電性へのニーズは高く、特に、綿などの天然繊維に比べて静電気が起きやすいとされる合繊素材にとって、高い制電性能の実現は長年の課題でした。また、近年、秋冬向けのウェアにおいても、春夏と同様に、薄さ、軽さを求められる傾向にある中で、スポーツ、アウトドア、カジュアルの分野を中心に、重ね着をするスタイルが多く提案されています。ところが、重ね着をすると静電気が起きやすいため、アウターの表地素材についても制電性能が求められるようになってきています。東レは、これらのニーズを捉え、様々な制電素材の開発を進めてきました。
東レは、今後も、快適なスポーツおよびアウトドアライフを実現するウェアに向けて、優れた機能性を持つ高品質な衣料用新素材の開発を続けてまいります。
なお、新たな“エレペレ”シリーズの詳細は、下記のとおりです。
記
| 1. | 新規ラインナップ (1)「“エレペレ”NS」 (2)“エレペレ”ソフトタイプ (3)“エレペレ”ナイロンタイプ |
| 2. | 販売計画(“エレペレ”シリーズ合計) 初年度(2010年度) : 100万m/年 3年後(2013年度) : 250万m/年 |
| 3. | “エレペレ”シリーズの特長 |
| 商品名 | 特長 | 素材 | 制電性 | 撥水性 | 風合い | 軽さ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| “エレペレ”NS | 低温・低湿度対応 | P100 | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
| エレペレ”ソフトタイプ | ソフトな風合い | P100 | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
| “エレペレ”ナイロンタイプ | ナイロン素材使用 | N100 | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
| (従来の“エレペレ”) | レギュラータイプ | P100 | ○ | ◎ | ○ | ○ |
| 4. | 技術概要 (1)「“エレペレ”NS」 10℃×10%RHという低温・低湿度の環境においても、高レベルの制電性能を提供する。 |
| 環境 | 摩擦帯電圧(*1) (家庭洗濯20回後) |
撥水度(*2) (初期/家庭洗濯20回後) |
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|---|---|---|---|
| “エレペレ”NS | 20℃×40%RH | 0.5kV | 5級 / 3級 |
| 10℃×10%RH(*3) | 1.5kV | 5級 / 3級 | |
| 従来の“エレペレ” | 20℃×40%RH | 1.1kV | 5級 / 3級 |
| 撥水加工のみの ポリエステル素材 |
20℃×40%RH | 3.8kV | 5級 / 3級 |
*1 JIS L 1094 摩擦帯電圧測定法
*2 JIS L 1092 スプレー法
(当社の一般的な耐久撥水加工品は家庭洗濯20回後、3級以上で合格)
*3 東麗繊維研究所(中国)有限公司の人工気象室「テクノラマGU」での測定結果
| (2)“エレペレ”ソフトタイプ 当社従来品よりも細いポリエステル原糸を使用し、柔らかな風合いを実現している。 |
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◎“エレペレ”ソフトタイプの生地拡大写真![]() |
◎当社従来品の生地拡大写真![]() |
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| (3)“エレペレ”ナイロンタイプ 制電性能を付与したナイロンを使用した新素材。 |
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| 環境 | 摩擦帯電圧(*1) (家庭洗濯20回後) |
撥水度(*2) (初期/家庭洗濯20回後) |
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|---|---|---|---|
| “エレペレ”ナイロンタイプ | 20℃×40%RH | 0.5kV | 5級 / 3級 |
| 撥水加工のみのナイロン素材 | 20℃×40%RH | 1.5kV | 5級 / 3級 |
*1 JIS L 1094 摩擦帯電圧測定法
*2 JIS L 1092 スプレー法
| 5. | 特許について(関連特許含む) 3件出願済 |
以上




