中期経営課題“プロジェクトAP-G 2019”

1.中期経営課題の位置づけ

東レグループは、2020年に向けた長期経営ビジョン「AP-Growth TORAY 2020(略称:ビジョン2020)」を達成するために中期経営課題を3~5年ごとに設定しております。最新の中期経営課題“プロジェクト AP-G 2019”では、3つの基本戦略と、5つの重点施策を基にした事業活動の推進により、ビジョン2020の達成へ向け更なる成長と企業価値向上を図ります。

中期経営課題“プロジェクトAP-G 2019”説明資料(2.95MB)

長期経営ビジョンと中期経営課題

2.基本戦略

基本戦略1.成長分野での事業拡大

グリーンイノベーション事業の拡大

地球環境問題や資源・エネルギー問題の解決を通じて社会に貢献、東レグループの持続的成長を支える

2016年度実績 6,282億円→2019年度売上目標 9,000億円

グリーンイノベーション
事業の主な事業領域

GHG(温室効果ガス)排出削減

・航空機・自動車・風力発電翼・圧力容器用炭素繊維等
・リチウムイオン電池用セパレータ

GHG(温室効果ガス)排出削減

環境低負荷

・非ハロゲン難燃材料
・東レ水なし平版 ®

環境低負荷

水処理

・RO・MBR・MF/UF膜
・家庭用浄水器

水処理

リサイクル

・再生型・循環型リサイクル/マテリアル・ケミカルリサイクル

空気浄化

・集塵フィルター/エアフィルター

ライフイノベーション事業の拡大

東レグループが保有する経営資源を活かし、医療の質向上、医療現場の負担軽減、健康・長寿に貢献

ライフイノベーション事業の拡大

ライフイノベーション事業の
主な事業領域

先端材料のライフイノベーションへの展開

GHG(温室効果ガス)排出削減

医薬・医療機器開

医薬・医療機器

基本戦略2.グローバルな事業の拡大・高度化

成長国・地域での収益機会を取り込むことで、グローバルに事業を拡大

基本戦略2.グローバルな事業の拡大・高度化

AE (Asia, Americas, Europe, and Emerging Regions)
プロジェクト
  • 成長国・地域には設備投資や研究・技術開発などのリソースを重点的に配分
  • コスト競争力のある製品供給体制を構築
  • 事業の高度化に向けた事業構造や組織構造の抜本的改革
  • グローバルな事業基盤、差別化製品、コア技術といった強みを持つ事業は、サプライチェーンの構築や事業戦略に統合されたブランド施策を展開

基本戦略 3.競争力強化

トータルコストダウンおよび事業体質強化と営業力強化を推進します。

トータルコストダウン

目標  2,200億円のコスト削減 (2017~2019年度)

  • 東レグループ横断のトータルコスト競争力(TC)プロジェクトを推進
  • 比例費削減活動(毎年3.6%以上を目標)
  • P値管理による固定費管理の徹底(毎年P値(*)0.96以下) *:P(Performance)値=固定費増加率/限界利益増加率 1.0以下もしくは予算との対比で事業毎に管理
  • 生産プロセス革新では、「革新的コストダウン」「大型トータルコストダウン」「既設増能力」のカテゴリー毎のテーマを掘り起こし、3年間で500億円以上の効果を目標とする
事業体質強化
  • 収益性に問題のある会社・事業の課題を明確化し、収益改善に向けて総力結集
     →市場の成長性や競合状況によっては、撤退・縮小も選択肢とする
  • 資産を効率的に活用し、収益を拡大
営業力強化
  • 営業は、生産・技術・研究や社外パートナーと連携して、「儲ける仕組み」作りを主導
  • 既存事業は、価格政策、商流、ブランド施策の改善により収益を最大化

2.重点施策

重点施策1.新事業創出

次の成長ステージを担う収益源を生み出すため、2020年代に一つの事業領域を形成することが期待できる大型テーマを複数設定し、リソースを質・量両面において重点的に投入して開発・ビジネスモデル構築を加速

2020年代に売上高1兆円規模の事業を創出

重点施策2.研究・
技術開発・知的財産

2017年度以降、3年間で合計2,200億円規模の研究開発費を投入

重点施策2.研究・技術開発・知的財産
研究開発費の1/2を「グリーンイノベーション」
に、1/4を「ライフイノベーション」関連の研究・技術開発に充当
重点施策3.設備投資

2017年度以降、3年間で合計5,000億円の設備投資を実行

設備投資総額の約6割を成長拡大分野に投資設備投資総額の約6割を海外に投資
重点施策4.M&A、
アライアンス

環境の変化に適合して持続的成長を遂げるための手段として、M&Aやアライアンスを積極的に活用し、既存事業の成長を増幅・補完設備投資とは別枠で戦略的に投融資を実行

重点施策5.人材確保・
育成

次世代の経営を担いうる後継候補者の育成や企業活動の第一線で「強い現場力」を担う基幹人材の確保・育成を推進

3.セグメント別中期事業戦略

繊 維

繊 維

基本方針
基幹事業としての収益体質のさらなる強化、成長分野・地域での事業拡大グローバルオペレーション深化による繊維事業の飛躍的成長への挑戦
成長を支える主力製品・用途

・機能性衣料素材、縫製品
・エアバッグ用原糸・基布
・衛生材料用PPスパンボンド
・人工皮革

繊 維 売上高・営業利益
機能化成品

機能化成品

基本方針
成長分野での高付加価値品拡販とグローバル拠点のフル活用による事業拡大事業構造改革による収益基盤強化
成長を支える主力製品・用途

・自動車用樹脂コンパウンド
・PPS樹脂、透明ABS樹脂
・リチウムイオン・バッテリーセパレータ
   フィルム
・電子部品用フィルム
・有機EL関連材料

繊 維 売上高・営業利益
炭素繊維複合材料

炭素繊維複合材料

基本方針
世界ナンバーワンの炭素繊維メーカーとしてのさらなる事業拡大
成長を支える主力製品・用途

・レギュラートウ(高機能・高品質トレカ®
・ラージトウ(ZOLTEKTM
・自動車部材コンポジット

炭素繊維複合材料 売上高・営業利益
環境・エンジニアリング

環境・エンジニアリング

基本方針
水処理膜と設備設計力を軸に環境・エネルギー分野で事業拡大
成長を支える主力製品・用途

・逆浸透膜、限外ろ過膜
・水処理システム、プラント
・医薬・新エネルギー分野のプラント

環境・エンジニアリング 売上高・営業利益
ライフサイエンス

ライフサイエンス

基本方針
グローバルに戦略製品の拡販、効率的な製品開発の推進
成長を支える主力製品・用途

・経口そう痒改善剤 レミッチ® *
・血液浄化器 トレミキシン®
・ダイアライザー
(血液ろ過透析(HDF)対応製品)

*レミッチ®は鳥居薬品株式会社の登録商標です。

環境・エンジニアリング 売上高・営業利益