循環型社会地域ニーズに応える水処理膜で、
すべての人に安全できれいな水を

世界には、飲料水を得る手段として海水などに頼る地域が多く存在しています。特に、溶け込んだ塩分を取り除く海水の淡水化は難しく、塩分濃度が高いほど処理過程で高圧が必要となり多量のエネルギーを消費します。
東レ(株)は逆浸透膜(RO膜)メーカーのパイオニアとして、低圧で海水のろ過が可能な水処理膜を提案し、中東など海水の淡水化に頼らざるを得ない国や地域での飲料水製造に必要なエネルギーとコストの削減に貢献しています。エネルギー消費を抑えるため、RO膜の性能を維持しつつ低圧化することが東レ(株)が挑戦し続けるテーマです。

  • RO/NF膜エレメント「ロメンブラ®RO/NF膜エレメント「ロメンブラ®」
  • 海水淡水化のイメージ図海水淡水化のイメージ図
サウジアラビアでの共同実証調印式の様子サウジアラビアでの共同実証調印式の様子

2016年には、(株)日立製作所の水処理システムに当社のRO膜を活用いただき、少ないエネルギーで海水ろ過ができるプラントが開発され、その実証事業をサウジアラビアで開始しました。東レ(株)は、安全できれいな水を低コストかつ環境に優しい方法でつくることで、将来危惧されている水資源の枯渇という社会課題解決を図っていきます。

VOICE関係者の声

さらなる高性能・高機能化製品の開発を期待

人口増加、地球温暖化、新興国の成長などにより、世界的に必要な水の確保が深刻な問題となっています。その対策の一環として、海水から淡水を製造する海水淡水化設備が増えていますが、同時に、造水エネルギー、環境面での改善も求められています。
貴社は、今まで培ってきた高度な開発技術により、社会ニーズに貢献できる高機能製品を開発されています。当社も、このような新開発製品の性能が最大限に生かされるシステム構築を目指しますので、貴社におけるさらなる高性能・高機能化製品の開発を期待しております。

黒川 秀昭 様

株式会社日立製作所
技術開発本部
主管技師長
黒川 秀昭 様

工場内の水運用の改善

グループ会社の工場の水処理装置 グループ会社の工場の水処理装置

東レグループは、メキシコにあるグループ会社の工場で使用する工業用水を自前で調達するための水処理装置を設置しました。工場内の井戸や使用済みの水を主な水源とし、自社製のRO膜・UF膜を用いて1日当たり2,000m3の工業用水を製造しています。
東レグループでは、事業拠点の拡大に伴って増大する水供給について、環境に配慮した水源確保や水資源の有効活用を意識しながら再利用を進めています。