低炭素社会再生可能エネルギーを安全に
活用するために

東レグループは、「すべての事業戦略の軸足を地球環境に置き、持続可能な低炭素社会の実現に向けて貢献していく」という経営方針のもと、身近な地球環境問題や資源・エネルギー問題を解決することで、持続可能な低炭素社会の実現に貢献していくことを目指しています。
特に、地球温暖化につながる温室効果ガスを抑制することが大切です。東レの素材は、電気をつくり、貯め、エネルギーとして利用するさまざまな場面で活躍しており、幅広い領域で低炭素社会を実現する製品・サービスに貢献しています。

温室効果ガスを出さずに電気をつくる

風力発電施設用炭素繊維

再生可能エネルギーの中でも、風力発電は発電時に温室効果ガスを排出しない発電法として注目されています。風車の羽根は、長くて軽いほど発電効率が上がりますが、強い風に対しても曲がらない剛性が必要になってきます。この“長くて軽い、そして強い”風車を実現しているのが、東レグループであるゾルテック社の炭素繊維と成型技術です。東レグループは、世界に広がる風力発電のさらなる普及と風車の大型化に貢献していきます。

電気を安全かつ安定して貯める

リチウムイオン電池

再生可能エネルギーは発電量や電圧にばらつきがあるため、安定した電源として、リチウムイオン電池(LIB)の役割が高まっています。このLIBに欠かせないのが正極と負極を絶縁する「セパレータ」であり、例えば過大な電流が流れるなどの異常時にも熱暴走を防ぎ、電池を安全に止める機能(シャットダウン)は、セパレータに欠かせないものとなっています。東レグループは、絶縁性能を落とすことなく、薄くて強度があるセパレータの提供で、LIBの小型化・大容量化・長寿命化を支えています。

燃料電池の実用化から水素社会へ

電解質膜・電極基材・炭素繊維等

夢の技術といわれた燃料電池も、今や技術的に実用化段階に来ています。東レグループは水電解装置や燃料電池に必要な、「電解質膜」や「電極基材」、水素タンク向けの「炭素繊維」など、水素製造から使用段階に至るまで、水素社会の実現に欠かせない多様な製品を開発しています。2017年には、愛媛工場の電極基材の生産力を高める大型投資を決定するなど、水素エネルギーの本格普及に向けた動きを加速させています。

電極基材の大型生産設備を新設する愛媛工場

VOICE関係者の声

総合素材メーカーとしての技術力に期待

当社のリチウムイオン電池は国際的第三者機関からも評価された高い安全性が特長です。よい製品は買ってきた材料を組み合わせるだけではつくれません。素材メーカーとの技術的な擦り合わせがとても重要です。貴社は、セパレータをはじめ電池関連部材で豊富な製品と基礎研究体制、生産技術をおもちですので、特定の材料のみでなく電池開発全体の相談をすることができ、それが当社の課題解決につながっています。今後とも、貴社の総合素材メーカーとしての技術力に期待して、さらに両社の協業を深めていきたいと思います。

河上 清源 様

エリーパワー株式会社 代表取締役
専務執行役員
河上 清源 様