健康・福祉社会オープンイノベーションで
最先端医療の進化に貢献する

医薬・医療本部では、多様な分野の研究者やパートナーとの連携による戦略的オープンイノベーションを展開し、東レ(株)独自の材料・技術を核とする最先端技術の融合を推進。社会的・経済的価値を両立させた真のイノベーションへとつなげています。
2012年には、早稲田大学との産学連携で誕生したベンチャー企業であるナノシータ(株)がもつ高分子ナノ薄膜技術を用いた「癒着防止材」の開発をスタートさせ、2017年度中の治験開始を目指してプロジェクトが進行中です。
一般的に癒着防止材とは手術後の「組織同士の癒着」を防ぐために使われる生分解性のある薄い膜で、癒着が引き起こす腸閉塞や血流不全などを防ぐ目的で使用されます。従来製品は開腹手術を前提につくられており、近年は、増加している腹腔鏡手術における微細なスコープでの利用が望まれます。そこでこのプロジェクトでは患部に貼付しやすく、ずれにくいナノレベルの薄さの膜を実現しようとしています。
東レ(株)は培ってきた膜生産技術を駆使して「安定した品質で量産する」ための課題を解決すべく、開発を進めています。

VOICE関係者の声

次の世代で夢をカタチにする

貴社は、当大学と同様に進取の精神に溢れ、目先の利益よりも次の世代で夢をカタチにするという長いスパンで素材の開発に取り組むところが魅力です。大学の研究と医療現場のニーズとのギャップにずっと悩まされてきたのですが、今回の共同研究によってそれを埋めることができました。研究室の学生とも頻繁にコミュニケーションをとっていただけるので、学生にとっても最先端の研究開発に触れる貴重な機会となっています。

武岡 真司 様

早稲田大学 先進理工学部 生命医科学科教授/工学博士
武岡 真司 様