社員の声に応えて
~みんなでキャリアを考える~

東レグループの女性部長層が企画した3年間の自主的プロジェクト「女性管理・専門職研修」を経て、新たなフェーズへ

多様な人材がそれぞれの能力を十分に発揮し、いきいきと働くことができる。それが東レグループの目指す職場の姿です。ワークとライフの両立の中で浮かび上がる課題や負担の解決策を探るため、女性社員による自主的な取り組みが進んでいます。
2015年に、女性部長層が自主的に企画した「東レグループ女性管理・専門職研修」が始まりました。これは「多彩なキャリアやリーダーシップのあり方を学び、人的ネットワークを形成して、お互いに切磋琢磨することが今こそ重要」との思いでスタートしたもので、参加した80人強の女性管理・専門職の置かれた多様な状況と多彩なロールモデルに、それぞれが強く刺激を受けました。
この参加者が中心となり、2016年には東レ(株)の各事業場で女性懇談会を実施し、職場、年代、家族構成などの異なる女性社員、一部のセッションには男性社員も参加しました。
懇談会では、働きやすい点、働きにくいと感じる点、育児・介護といった問題など、女性社員の生の声を吸い上げました。
こうした現場の声を踏まえて、3回目の研修を開催し、労務課長も討議に参加して、提言を行いました。
この取り組みを2017年度からは、女性を含むすべての社員がより活躍しやすい風土の醸成につなげていきます。

東レグループ 女性管理・専門職研修

第1回

開催日

2015年2月13・14日

研修の目的

参加者間でネットワークを構築し、各自が置かれた多様な状況を共有する。キャリアアップへ向けた次のステップのためにやるべきことを認識し、組織をマネジメントするリーダーに成長するための視点を養う。併せて、今後の研修の方向性について議論する。

  • グループ討議グループ討議
  • 基調講演される林文子横浜市長基調講演される林文子横浜市長

第2回

開催日

2016年1月29・30日

研修の目的

身近なロールモデルのキャリア事例を参考に、ワークとライフを統合したキャリアプランを考える。参加者各自がキャリアプランを実現し、組織の中期目標達成に貢献するため、今すべきこと、今後すべきことを「行動宣言」で明確にする。

  • グループ討議グループ討議
  • テーマ別に討議テーマ別に討議

女性懇談会

開催期間

2016年8月~12月

懇談会の目的

過去2回の研修を通じて、各事業場の一般層女性社員や若い世代層の意見を幅広く把握する必要性が認められたため、現場の状況や社員の生の意見・課題を各事業場で直接聴取し、集約する。

  • 滋賀事業所は3カ所で計5回開催滋賀事業場は3カ所で計5回開催
  • 瀬田工場では男性社員もパネルディスカッションに参加瀬田工場では男性社員もパネルディスカッションに参加

東レ(株)の全拠点で「女性懇談会」を開催

「女性懇談会」は、第2回女性管理・専門職研修で出た「情報共有やネットワークづくりは、広く女性社員にとって有用」という多数の意見から実現しました。対象者を東レ(株)の女性社員に広げ、全15拠点で計31回開催。女性社員の6割にあたる約1,000人の女性と、男性社員約300人が参加しました。仕事と家庭生活の両立について、率直に話し合い、各自が抱える課題やチャレンジを共有し、お互いが共感を得て、啓発し合う、有意義な場となりました。

VOICE男性参加者より

沓澤 豊
東レ(株)
三島工場
事務部労務課長
(2017年2月当時)
沓澤 豊

誰もが独りで悩まずに何でも相談・情報共有できる、そんなネットワークづくりが広がることを期待したい。

私は懇談会の事務局を務める女性管理職とともに、チーム分けや有意義な会にするための環境づくりを進めました。多くの男性管理職・掛長層にも出席を呼びかけ、相互理解を深められたことは特によかったと思っています。
参加した女性社員たちから前向きな感想を多く聞けたことからも、継続していく価値があると確信しました。各事業場で相談や情報共有しやすいネットワークが今後も広がっていくことに期待しています。

第3回

開催日

2017年2月28日・3月1日

研修の目的

各事業場懇談会で得た意見や現場の問題点を分析し、解決のための提言を行う。こうした一連の取り組みを通じて、管理・専門職に必要な課題解決力の強化を図る。第2回研修で設定した「行動宣言」の実行状況をフォローする。

  • 多くの資料、材料、宿題をもとに討議多くの資料、材料、宿題をもとに討議
  • 人事勤労部門長のあいさつ人事勤労部門長のあいさつ

第3回の研修で討議グループのリーダーを務めた皆さんの意見を紹介します

  • 現状の問題点や課題は出てくるものの、将来の目標をもてていないことに気づかされました
  • 視点の異なる意見に触れながら、解決策を導いていく体験は貴重でした
  • 困ったら抱え込まず、相談してください。力になってくれる社員が数多くいます

VOICE社長 日覺 昭廣より

社長と研修を自主企画した女性部長層
社長と研修を自主企画した女性部長層

答えはすべて現場にある――だからこそ、女性発の取り組みには大きな意義がある

ダイバーシティの推進において女性活躍と一口に言っても、意識も違えば、個々人の事情も異なります。その課題は、当事者である女性の立場でないとわかりません。この研修が女性部長層の自主企画からスタートしたことに、大きな意義があります。
3回の研修と懇談会を通じ、参加者の皆さんには、やるべきことが明確になったはずです。それをベースにキャリアプランを描き、キャリア形成をしていただきたいと思います。