トップコミットメント

東レ株式会社 代表取締役社長日覚昭廣

わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します

世界には課題が山積しています。地球温暖化の進行、人口増加に伴う食料・水の不足、資源・エネルギーの持続可能性、安全・健康への不安―これらの社会的課題の解決に貢献することが、社会の公器である企業に求められています。

気候変動に関する「パリ協定」や国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」で示された世界共通課題の解決に、東レグループは積極的に貢献していきます。

あらゆる製品のもとになる素材には、社会を本質的に変える力があります。東レグループは、「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」という企業理念に基づき、私たちにしか成し得ない、これまで世になかった価値をもつ素材を提供することで、当社の社会的責任を果たしてまいります。

東レグループは、長期経営ビジョン“AP-Growth TORAY 2020”のもと、持続的に成長し、先端材料で世界に飛躍することを目指しています。この長期経営ビジョン達成への第3ステージとして、2017年度から新たな中期経営課題“プロジェクト AP-G 2019”を定めました。

基本戦略のひとつである「成長分野での事業拡大」では、環境問題や資源・エネルギー問題の解決に資する「グリーンイノベーション事業」と、医療の質向上、医療現場の負担軽減、健康・長寿に貢献する「ライフイノベーション事業」を全社横断プロジェクトとして推進していきます。

また、5つの重点施策のひとつとして「新事業創出」を掲げており、2020年以降の持続的成長に向けて「水素・燃料電池関連材料」「非化石資源活用技術・製品」「環境対応印刷材料」「安全・ヘルスケア製品」「センシングデバイス関連部材」等をテーマに重点的にリソースを投入します。

当社にとって事業拡大とCSRは成長の両輪です。事業活動を通じた社会課題の解決に加え、CSRの推進を経営の最優先課題のひとつと位置付け、「第6次CSRロードマップ」に基づいて「企業倫理・法令遵守」「安全・防災・環境保全」などの取り組みを推進します。

本レポートでは、すべてのステークホルダーの皆様に東レグループのCSR活動をよりよくご理解いただくために、2016年度の成果をわかりやすく体系的にまとめました。多くの皆様に本冊子をご一読いただきたいと思います。

2017年8月